Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

19年初春の東北 5 嶽温泉「山のホテル」

2019-02-28 19:46:32 | 国内旅行
1月19日 続き

 弘前駅前からこの小さなバスで向かった先は嶽温泉。
 
岩木山神社を過ぎたあたりからやっとお山の姿が見え、出発から50分でやっと嶽温泉に到着。

今日のお宿はバス停からちょっとした坂を上がったところにある「山のホテル」
以前から一度嶽温泉に来たいと思っていたところ、前回の旅のJR車内誌でこのお宿が紹介されていたのが今回の旅のきっかけ。
 
建物脇の立派な階段を上がるとねぷたが出迎えてくれ
 ロビーのお土産コーナーも郷土色豊か。

 
お姉さんに案内されてきれいな廊下を行くと、部屋の前ではタヌキさんが頭を下げている。

 
部屋は広い8畳間だけれど、窓の外は雪が積もって真っ白。

 お着き菓子をいただきながら部屋を見回すと
 
今回泊まり歩いた3軒の中では一番揃ったアメニティーながら、浴用タオルが使い捨てではないところに意識の高さが感じられる。
浴衣にはここにもタヌキがいて
 
用意された札が面白いけど、これではどちらも「入るな」だよね。

一息入れて浴衣に着替えたら、さあ、お風呂。
 まずはロビーに近く、日帰りでも入れる浴場はこののれんをくぐり、階段を下りる。
 
浴槽は3人も入ればいっぱいになってしまうほど小さいが、樋から流れ落ちる45℃のお湯には硫黄の白い粒子がいっぱいで白濁。なめると酸っぱくて、浴槽内は40℃の適温。
小さな窓が一つだけの室内は床も壁も天井も黒っぽいヒバ造りで、なんて落ち着いていい温泉だろう。
さすが江戸時代の温泉番付にも名前があがる名湯、とうっとりする。

お湯から上ってしばらくしたら、1階の食事処で夕食。
 今回は品数少なめのプランをお願いしたのだが
 
ゼンマイや筍の小鉢に、サーモンとソイのお刺身。
 
牡蠣のグラタンと嶽きみ入りポットパイは熱々を運んできてくれて
 
吸い物はマイタケの土瓶蒸し。そしてこの宿自慢のマタギ飯、これが鶏のだしがよく効いておいしい!
 イチジクのコンポートと紫芋羊羹だったか、デザートまで十分な量で満足。

寝る前には宿泊者専用のもう一つの浴室へ。
 
こちらも小さめの浴槽だがちょっと変わった形。
やはり白濁した薫り高い硫黄泉だが、階段を下りた下にある小さなお風呂の方がお湯がいいような気がするのは気分の問題か。

一番お安い「山小屋プラン」ということで布団は自分で敷き、暖かい部屋で朝までぐっすり。

朝風呂の後の朝食はまた同じ食事処で、席にはご飯の友がセットされているが
  
 
山菜粥やおいしいリンゴジュースなどは自分でもらってきて、ベビーホタテのお味噌汁と共にいただく。

暖房費や税金を入れて13000円ほどのこのコース、コスパが良くて大変に結構。


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コメント (4)
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