Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

下田散策

2019-06-17 23:35:04 | 国内旅行

アジサイを見に行った下田。
出発は東急線からの乗り換えだと一駅分はたっぷり歩かされるJR武蔵小杉駅よりスーパービュー踊り子で。

 
スーパービューと称するだけあって大きな窓の列車だが、平日昼間の乗車率は3割ほど。
 朝は晴れていたのに伊豆半島に入ったあたりから雲が多くなってしまったのが残念。車窓からの大島もぼんやり。

武蔵小杉から伊豆急下田駅までは2時間半。
新幹線の旅に慣れてしまうと、この距離でこの所要時間はかなり長く感じる。

 
下田駅には暖簾がかかり、関所のような演出もあってがんばっている。
駅前にはもちろん黒船の姿も。

さて、到着したのが12時を少し回ったところなのでまずは腹ごしらえ。
伊豆と言えば金目の煮つけか海鮮丼あたりが定番だろうが、本日はちょっと変化球で
 
一品香という中華料理屋さんで「キンメ・エビのワンタン入り下田天然塩ラーメン」1200円。
3つも乗った大きなワンタン、中のすり身はほぼエビの味。魚介出汁のスープが飲み干したくなるほどおいしくて、あおさ海苔もいい。

食後は駅前から伸びるマイマイ通りをまっすぐ歩き、突き当りを左へ。
するとヨットハーバーが現れて
 
 ここがペリー上陸の地点だと銅像があった。

下田公園の入り口はここからすぐなのでアジサイを堪能して、山を下りてくるとすぐ脇に旧澤村邸なるなまこ壁の家がある。
 この白黒格子のなまこ壁が下田の自慢の一つらしくて
  
  
それらしい家が町の所々に見える。

旧澤村邸の前にはちょっとした水路があって、この脇をペリーが歩いたとしてペリーロードなる名前が付けられている。
 
ほんの短い通りだけれど、古民家を利用したカフェなども出来ていて、ここはちょっといい感じ。

 このペリーロードの終点にあるのはペリー一行の応接所兼幕府との交渉場所となった了仙寺。
 
本堂のお賽銭箱の上には黒船従軍画家による絵の大きな複製もかけられている。

 さらに敷地内にはMoBS 黒船ミュージアムなるものがあって
 
絵葉書やうちわの並ぶミュージアムショップの奥に展示室があるので、500円を支払って入ってみた。

展示室はこじんまりしたもので図版がほとんどだが、その隣の黒船シアターで流されているビデオがとてもわかりやすくて優秀。幕府側の交渉役、林大学頭がいかにたくみにペリーの要求に対応したかとか、ペリー一行を手厚くもてなして300人に一人頭今の価値で50万円ものお金をかけた食事を出したけれどアメリカ人の口には合わなかったとか、これは予想外に楽しめた。

駅まで戻る道すがらには
 
ひものやあんパンを買って
 
駅の中の売店でも
 
塩鰹茶漬け(おいしい!)と、残り2つで半額になっていた駅弁を購入。
金目のお寿司は酢〆、炙り、それにシソ巻きの下は甘辛いそぼろになっていて、しかしそれ以上に脇のカップに入ったワサビの茎の漬物がおいしかった。

これらを持って改札を通ると、これから乗る普通車の隣になにやらゴージャスな車両。
 
The Royal Expressと名付けられたこの特別列車、いくらぐらいするものかと調べてみたら一番お安くて横浜から下田まで観光、お重のお弁当付きで25000円!

 普通車でもこんな車内でだれでも海が見られるようになっているし
 自分は途中駅で見かけたこのキンメ列車で十分。リゾート21と名付けられたこちらの特別車両は普通運賃で乗れるんだそうだ。

久しぶりの伊豆半島、日帰りでも十分楽しめた。


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コメント (4)
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