Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

19年夏の台湾 5 嘉儀

2019-07-09 17:37:39 | 東アジア

6月23日 続き

博物館のシャトルで高鐵駅まで戻ったが、まだ台北には戻らない。

今度はBRTというバスに乗って台鉄嘉儀駅まで行くのだが
 
高鐵の使用済み切符を見せれば写真のようなカードを渡され、降車時にこれを返せばバス代は無料。

高鐵から台鉄の駅までは遠くてたっぷり20分。
 
バスは駅の裏側に着くので、高架橋で線路を越えて表に出る。
 
1933年に現在の駅舎が作られたという嘉儀は大きな駅だ。

さて、わざわざ嘉儀の町まで出てきたのはこの町の名物である鶏肉飯を食べるため。
評判の良さそうな店もリストアップしてあったのだが、あいにくの雨だし、もうお昼もとっくに過ぎてしまったので駅前で手早く済ませることに。

 
駅前のロータリーには早速赤い看板と黄色い看板の2軒が見える。

そのうち黄色い方が少しお客が入っていたようなのでこちらに決定。
 
注文票の欲しいものに印をつければ速攻で食事が出てくる。

 こちらの火鶏肉とはニワトリではなく七面鳥のお肉。
奥は普通の火鶏肉飯30元、手前はお肉が大きい火鶏肉片飯50元だが、肉が予想よりしっとりしているので大きい肉片の方が味がしっかりしておいしい。魯肉飯のような脂身もなく、タレもあっさりと薄味なので、正直ちょっと物足りないかな。
おいしいと評判の店だとどれだけ違うのだろう。

食べているうちに雨も小やみになったので、デザートにかき氷を食べようとネットで見つけたカフェのある本屋を探しに行く。

 駅から伸びる大通りを歩いて行くが、台湾の地方都市の中心街はどこもそっくりで見分けがつかない。
 歩道に鶏がいるのが嘉儀らしさか。

と、思っていたところには目指す店はなくて、歩いているうちにロータリーまで来てしまった。
 
この中央にあるのは金色のピッチャー像。
2014年制作の「KANO」と言う映画が1931年に甲子園で準優勝した嘉儀農林学校野球部のお話で大ヒットしたので未だにこの像が飾られているわけ。
3時間といささか長すぎるが、日本人と台湾人、原住民の関係などを描いてなかなかいい映画だ。

さらに歩いてやっと目的の本屋を見つけたが
 なんと店内改装中でお休み。外観がかわいいだけに店内にも期待が持てて一層悔しい。
フォールバック・プランを考えていなかったのも詰めが甘い、と同行の友人に怒られた。すまん。

 
そんなわけで途中のカフェでお茶を飲んだり、パイナップルケーキ屋さんで丸々1個の試食をもらったりしながら駅へ戻り
 またBRTに無料で乗って高鐵の駅から台北へ。

故宮博物院南院が予想以上に良かったので嘉儀の市内観光はまったくできなかったし、阿里山鉄道にも乗ってみたい。
鶏肉飯も食べ比べてみたいし、嘉儀はまた来なきゃ。


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コメント
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