今の時期に旅行に行くことについては異論のある向きもあるであろう。
が、いろいろ考えて決行したので、自分のために記録を残す。
北海道の旅に続いて
2020年7月30日~8月2日 立山黒部アルペンルートの旅
7月30日
今回の旅の出発は新宿からあずさ19号で、先日北海道に行きそびれた友人と。
お昼をまたぐので駅弁屋を覗くとソーシャルディスタンスは「チキン弁当5個分」とか。
乗車率30%ほどの車内で悠々と「そば屋の天むす」をいただく。これは小淵沢「丸政」の「駅弁誕生135周年おにぎり弁当」だそうで、ちょっと塩気が強いが小さくて食べやすい。
松本駅の乗り換えは4分しかないので急いで階段を乗り降りして大糸線へ。
学生や旅行者が思いのほか多くて、出発した時には座れない人もいたが松本を離れるにしたがって空いてくる。
乗車50分で信濃大町駅に到着。
迎えの車が待っていてくれたので、道中「Go To トラベル」のご苦労など聞きながら10分ほどで宿へ。
本日の宿は「ときしらずの里 織花」。
玄関前のお庭はいささか荒れ気味だが
ロビーは広々。ただしチェックインしてから部屋に案内されるまでずいぶん待たされたのはかなり少ない従業員で回している様子。
売店だったと思しきスペースに浴衣が置かれて自分でサイズを選ぶのもその表れだろう。
今回お願いしておいたのは和モダンツインベッドルーム。
8畳ほどの畳の部屋にベッドが2つ置かれているのでかなり狭いが、どうせ部屋では布団の中でテレビを見るぐらいなので問題なし。
一息入れたら早速お風呂へ。
明るい脱衣室に色々なブランドのシャンプーが並んでいるのが気が利いている。
これはHPからの写真だが内湯は広々ときれい。ただしこちらのお湯は残念ながら塩素のにおいが気になるので露天へ出ると
小さなリンゴの形をした浴槽だけは源泉かけ流し。無色透明で癖のない単純泉だが、石造りの露天ともども、ここは外の方が気持ちがいい。
湯上りにはロビー横のカフェへ。
今の時期だからなのかセルフスタイルになっているが、ここにコーヒーやアイスティー、リンゴ酢などが置いてあって、アイスキャンディーも食べ放題(食べ損ねたけど)。これも気が利いている。
食事は食事処の個室で。
テーブルにはきれいに盛られた前菜と豚肉の鍋が用意してあり、信州サーモンのお刺身や煮物に続いて「品書きにはありませんがサービスです」とおいしい鮎の塩焼きが来て
これはこの宿の自慢らしいリンゴのグラタンも蓋までおいしく食べられる。
なかなか手のかかった料理に器もきれいで、こちらの食事は期待以上。
量も適当だと思ったが男性には少し物足りないだろうか。
これは翌朝の朝食。
ヨーグルトに入っているのは「グラタンのリンゴの中身です」だそうだ。
食事時に見るとかなりの席が埋まっていたのでお客さんも多かったらしいこちらのお宿、しかし館内は驚くほど静かで、お風呂が混み合うこともなくて快適だった。
少ないスタッフとは言え努力の跡が見えるサービス、特に女性受けしそうでがんばっている。
しかし一番良かったのは担当スタッフが今時珍しい若いお兄さんだったことだったりして。
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