7月10日 続き
昼食の後は知床半島を離れ、網走を通ってサロマ湖を目指す。
知床を離れると車窓はジャガイモなどの畑に変わる。
途中に立ち寄ったのは小清水原生花園。
JR釧網線の原生花園駅の裏には黄色いエゾキスゲがいっぱい。
オレンジ色のはエゾスカシユリで
その向こうに見えるのはオホーツク海。
花の向こうに列車が通ってくれないかと期待するが、そう都合よくは来てくれない。
線路の反対側、濤沸湖の方には馬が放牧されていて、こちらにはヒオウギアヤメがいっぱい。
仔馬もいてかわいく
線路沿いにはずっとキスゲの群生が続いている。
小清水原生花園から1時間で、次にやって来たのはサロマ湖畔のワッカ原生花園。
ビジターセンターには現在みられる花がたくさん掲示されているので
早速花を探して散策開始。
ワイルドに茂った緑の中、花を探して歩くと
ハマボウフウやカワラナデシコ、エゾノシシウド、ミヤマラッキョウ、ムシャリンドウなどが見つかる。
と目の前にいきなりキタキツネ登場。
この旅2度目の遭遇、こんなに間近に見られるものとは思っていなかった。
鳥の編隊も家路につく様子なので、我々も今夜の宿へ。
ワッカ原生花園からすぐの鶴雅リゾート。
窓の外はすぐサロマ湖、含鉄塩化物泉という温泉もあるが印象がほとんど残っていないのは加水加温、循環で塩素消毒にがっかりしたせい。
夕食のレストランに行くと一人に一皿、海鮮の乗った大皿が。
他はビュッフェ式なのだが、このご時世でマスクとビニール手袋必須、料理を取り分けた小皿にはすべてビニールシートが載せられていて、その努力には頭が下がるがエコ的にはどうなんだろうか。
と、ちまちまと取った食事をいただいていると
日が沈む寸前で太陽が雲の下に現れ、サロマ湖に光の柱ができた。
夕陽で有名なサロマ湖の面目躍如。
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