Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「桃山ー天下人の100年」@東京国立博物館

2020-11-12 15:54:26 | 機内食・映画・美術展

昨年の9月に買った東京国立博物館のメンバーズパス、春に3か月間休館だった分を延長してくれたし、特別展の鑑賞券もまだ一枚残っていたので上野へ。

 正面の大きなユリノキも黄色くなりかけている中
 今回見に来た展示は「桃山ー天下人の100年」

室町末期から江戸時代初期まで、各地の大名たちが天下取りで戦いの絶えなかった時代なのになぜこんなに華やかなのか。
一番見たかった上杉家本は展示が終わってしまっていた(詰めが甘い!)が、少し時代の下る舟木家本など他にもいくつもある「洛中洛外図屏風」が楽しくて、大きな障壁画がたくさん出ているのも迫力満点。
長谷川等伯の「松林図屏風」は何度見てもうっとりするし、狩野派の元信、永徳、探幽が横並びにされているのも時代の差がわかってとても面白い。

絵画の他に茶道具がたくさん出ているのも興味深く、茶道はまったくわからないが、千利休が朝鮮の雑器やゆがんだような器に付加価値を付けたのってかなりへそ曲がりだったんじゃないのか、なんて思ってしまう。

時代が時代なので甲冑や刀も多く出ていて、これもまた価値はわからないが、今ちょうど司馬遼太郎の「関ケ原」を読んでいるので知った名前が出てくると「おお」と思う。

平日のお昼に行ったがいつもより男性客の割合がずっと多く、一人で来ている人がほとんどなので会場内はとても静か。
推奨鑑賞時間は90分だがとてもそんな時間では見終わらず、出るのに2時間半もかかってしまった。
期待以上の充実した内容で満足。

ところでこの展覧会、普通に鑑賞券を買うとなんと2400円もする。
メンバーズパスは5000円で鑑賞券が4枚付くが、来年には大幅値上げをしそう。
値上げの前にまた買っておかないと。

桃山美術は満喫したが、お腹は空いているので秋葉原へ。

 
ものすごく久しぶりに来た肉の万世の1階で
 パーコー麺。あっさりしたスープで太麺がするする入るが、本場台湾のパーコーが早くまた食べたい!

ところでわざわざ秋葉原で降りたのは実はここに来たかったから。
 高架下の「Chabara」。
  
日本各地の特産品が売られていて、日本一の缶詰売り場があったり、戦国武将の醤油があったり、こういう所は大好き。

 ほしかったのは長崎県で作られているこの抹茶バター。
100gで950円といいお値段なのだが、抹茶が濃くておいしい。

と、これだけを買うつもりだったのに
 思わぬ散財をしてしまった。


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コメント (2)
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