Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

台湾西部縦断 3 打拘英国領事館

2023-02-21 17:04:43 | 東アジア

2月4日 続き

西子湾から地下鉄に1駅乗り、お昼は塩埕埔のワンタンの店へ。
 
大きな通りから狭い路地に入った所にある金温州餛飩。我々が日本人とわかると店のおばちゃんはすぐに日本語メニューを出してくれた。
 こちらのワンタンはお肉ががっつり入ってほとんど水餃子。麺はうどんのようで量もたっぷり、お腹いっぱいになる。が、それよりも冷蔵庫から勝手に持ってくるおかず、特にインゲンがしゃきしゃきとおいしくて感動。

食後はまた西子湾に戻り、以前来た時にはフェリーで旗津へ渡ったけれど、今回は橋を渡って英国領事館を目指す。
 
橋を渡ってすぐに「英国領事館官邸景観歩道」の矢印があったのでそれに従って行くと
 
狭い道が住宅の間を抜け、やがて結構急な階段が山の上へと続く。

この階段を上り切ると展望台があって

眼下には西子湾。

 
左手には中国式の廟があり、官邸はもっと上かと思ったらこの廟のすぐ隣にあってちょっと拍子抜け。

なぜか半端な99元の入場料を払って1879年に作られた官邸の中へ。
 
2階には英国式のお茶を出す喫茶室があり
 
後は高雄港の歴史を見せる展示が少しあるだけだが

この高台から現在の市街地も良く見える。

 
ちょっとした庭を抜けると領事が毎日通ったという階段が山の下の領事官事務所へ続いている。
 途中、誰か座っていると思ったらこれは生態調査が趣味だった初代領事スワインホーさんの人形。
  
 事務所の中や外にも人形の展示があって、これがよくできている。

白い事務所の上、赤い建物が先ほどまでいた官邸。
  
目の前には旗津の灯台が見えて、景色のいい所だ。

高雄の観光はこれで終了、一度ホテルに戻り、夕食は地下鉄文化中心駅から5分ほどの「香味海産粥」というお店へ。
 
例によって道端にまでテーブルが並び、厨房が表から良く見える店だが、覗くとエビやカキが大量に用意されている。
店名の海産粥は原味と味噌味の2種類があるのでオリジナルの方を頼んでみると
 運ばれてきた紙製の丼の中にはエビとカキがごろごろ。他にホタテ貝柱にイカ、小さな蟹爪も入って、御飯にはなかなか到達しないほど。ご飯はさらさらでお粥というよりも海鮮スープをかけたお茶漬けみたい。あっさりとして、これは好み。ボリューム満点で165元(約750円)なのだからさすが高雄、安い。

満腹になって地下鉄の駅を上がるとなにやら大音量でいかにも中華な音楽が聞こえてきた。
何事かと思っているとなにやらおみこしのようなものを運ぶそろいの服に帽子、たすき掛けの人々が大勢行進していく。
 
ホテルのフロントで聞いても「お寺のお祝いです」ともう一つ要領を得なかったが、調べるとこれは旧正月の元宵節というお祝いで、神様が輿に乗って地域を巡るのだそうだ。
それにしてもにぎやかなこと、驚いた。


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コメント
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