3月6日
朝食のため昨晩と同じレストランへ。
ここはビュッフェではなく、初めにフルーツとヨーグルト、パンが出たら後はオーダー制。
フォーをお願いすると牛肉につみれが乗ってボリューム満点。
さて、それでは歩いてフエ旧市街の観光に行こう。
宿の前には小川が流れているが、その両脇の細い道を広げようとしているのか、工事中。
しかし道沿いには他にもオサレな宿がいくつかある様子。
王宮方面への道は橋を渡り、線路を渡って、ようやく門が見えてきたがここはまだまだ外堀。
今日は雲一つない快晴で暑い!
門をくぐった先にも庶民的な店が並んでいて、面白いのは薬局の看板。
さらに行くと小さな市場があるので覗いてみると
こんな所まで入り込む観光客はいないのか、おばちゃんたちの愛想のいいこと。
やっと王宮の城壁まで来たが、こんなに大きかったのかと呆然とするほど先は長い。
西側の堀沿いを歩き、南側に回ってフラッグタワーの向かいにある午門の前のチケット売り場に着いた頃には既に疲労困憊。
しかしここに入らないわけにはいかない、と大勢の観光客の後について門をくぐると
早速ベトナムの貸衣装を着て記念撮影にいそしむ人たちがいっぱい。
その先の太和殿は工事中。
太和殿を過ぎると左右に官吏たちの詰め所だった建物があって、中に王宮全体の模型がある。
しかしこれを見ても全体の広さは実際に歩いてみなければわからない。
この先は紫禁城と呼ばれた皇帝の宮殿部分だが、中にたくさんあった建物は1947年にフランス軍に破壊されたとのことで、周りの回廊だけが残っている。
この王宮の主だったグエン朝は1802年から1945年までベトナムを統治したそうだが、この回廊の中に19世紀末頃の写真がいっぱいあって、中国とフランスの折衷のような宮廷風俗が面白い。
一番奥にあるのは洋風の静明楼。
西洋かぶれだった皇帝が建てた建中樓という宮殿かと思ったらそうではなく、皇太后のための医院だったとか。中が思ったより安普請に感じたのはそのためだったか。
ここを出て回廊の東に出ると皇帝の書斎だったという太平楼。
こじんまりとした建物で、皇帝もこういう所が落ち着いたのかも。
王宮見学はこれで終了。
細かい細工はよく見れば楽しいが、建物のほとんどは最近になって復元されたものだし、とにかく広すぎて疲れてしまった。
がそれにも懲りず、何かいいものがあるかも、と宮廷骨董博物館を目指すとこれがまた予想外に遠い。
入場料は王宮のチケットに含まれているはず、なのにまた徴収され、がらんと広い館内は撮影禁止だがめぼしいものはなし。
王宮の周りにはあまり店もなくて、やっと見つけた冷房の効いたカフェで冷たいフルーツティー。
あ~、疲れた。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。