Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アルバニア周遊 19 オフリド前編

2024-11-23 14:35:08 | ヨーロッパ

9月27日

朝、部屋のベランダからの眺め。
 雲一つない、最高のお天気。

朝食をとるため、宿泊している建物を出て隣の建物の扉を開ける。
 
このホテルはワイナリーを経営していて、半地下のこの食堂の奥はワインセラーになっている。
 
野菜やチーズなどの他に卵料理も作ってもらえるが、昨晩はちょっとお腹の調子がよくなかったのでケーキをほんのちょっとだけいただくことにした。

商店が開き始める時間を待って街歩きに出発。
まずは昨晩も来た湖畔の広場へ。
 
ここから真っすぐ、一番の繁華街になるメインストリートが伸びている。

まずは両替屋で北マケドニアの通貨、ディナールを入手。
観光地であるオフリドでは大抵の支払いはユーロで大丈夫だが、教会の入場料に必要かと少し両替しておいた。
 1€=60ディナール。
とてもきれいな図柄。この国ではキリル文字になる。

メインストリートの先も広場になっていて、左手上方にはキリスト教会。
 
右手にはモスクがある。

ショッピングストリートの視察を終えたら旧市街に突入。
  

まずやって来たのは小さな St. Bogorodica Bolnichka 教会。
 
入口を入ると銭湯の番台のようなブースがあって、ここで入場料50ディナールをお支払い。
  
小さな堂内正面のイコノスタシスは1833年に作られたものだが、壁面のフレスコ画は1368年に描かれたもの。
 
入口を入ってすぐの壁にもフレスコがいっぱい、修復作業もしている様子。
オフリドの教会入口にはどこも英語の説明があるのがありがたい。

この教会から細い路地を挟んだ斜め向かいには St. Nicola Bolonichka 教会。
  
 
こちらは先の教会よりちょっと古く1313年の建立。フレスコの状態はこちらの方が若干いい。
先の教会のおばさんがこちらも管理していて料金徴収、最初は「写真禁止」と言っていたのが「3枚までOK」になって、我々がおとなしく熱心に見ていたためかその後はいくら撮っても何も言わなくなった。
我々の見学が終わると「両方見るのは大変なのよ」とでも言っていたのだろう、ブツブツ言いながら前の教会に戻って行った。

次に入ったのは Robovi Family House。1864年、この地の豪商が建てた家が今は国立の博物館になっている。
 
入ってすぐの1階にはなぜかローマ時代の石柱などが並んでいるが、2階から上は19世紀のお屋敷。
  
  
 
細かな木彫りはこの地方の特産らしい。

博物館の少し先、一番観光客が多くいたのは St. Sofia Cathedral。
11世紀建立の大きな教会内には古いフレスコが残るが写真撮影禁止。
  
  
裏から側面に回ると大きさがよくわかる、威厳のある造り。

この少し先で湖岸の建物はなくなって、その先は水上を歩く木道になっている。
  
 
湖水は緑がかっているが澄んでいて、石のビーチではまだ泳ぐ人たちも結構いる。
ここは標高690mもあり、湖の水深は深い所で288m、ヨーロッパで一番古い湖なのだとか。

ビーチを過ぎるとその先の小高い岩の上に小さな教会が見える。
 
St. John of Kaneo 教会は13世紀末に建てられたもの。
 
小さな教会はこの裏の崖から見下ろす景観こそが有名。


天気のおかげで観光ポスターのような写真が撮れた。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする