Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ボルネオ再訪 3 バンダルスリブガワンの午後

2025-01-14 16:12:02 | 東南アジア

11月28日 続き

泊っているホテルでは午後1時にバスを出してくれる。そこでもう一人、ベルギー人のおじさんと向かったのは
 
現国王が1994年に造ったジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク、通称ニューモスク。
オールドモスクよりかなり大きなこちらも黄金のドームが輝いているが、午前中には青空だったのに雨になってしまって、背景が灰色なのがちょっと悲しい。

1時に連れてこられたがブルネイのモスクの見学時間はややこしくて、こちらの午後は2時から3時の1時間だけ。
その間に近くでお昼を食べようと思っていたのだが、モスクの周りは車がひっきりなしに通る大通りで横断する所もなく、見える範囲には食べ物屋もない。

仕方がないので傘を差しつつモスクの周りをうろうろ。
 
柱の間にエスカレーターが見えるが、これは国王専用なのだそうだ。

ようやく2時になって、やってきた韓国人の団体と一緒に見学者用入り口から中へ。
 
入口でローブを借り、青いモザイクタイルがきれいな沐浴所を通ると
 立派な階段が2階の礼拝所へ伸びている。
  
ここの柱や天井のステンドグラスもきれい。

扉から礼拝所に入ると異教徒が入れるエリアは仕切られているが
  
天井のドームも、びっしりと敷き詰められた絨毯もさすがの豪華さ。
 正面のミフラブも金色に輝いている。

ここの見学者はなぜか韓国人ツアーが多くて、中に一人だけ日本人の女の子が日本人ガイドと一緒に来ていた。
ブルネイで見かけた日本人はたぶんこの二人だけだ。

モスクの見学を終えたらDartで車を呼んで、ホテルのすぐ近くにあるロイヤル・レガリアヘ。
 
ネパールの寺院のようなドームのあるこちら、入り口で靴を脱いで入場する。

この施設は現国王や王室ゆかりの品々を展示しているのだが、世界一裕福とも言われる王室の割に無料ではなくて(笑)B$5が必要。入場券を買ったら手荷物はロッカーに預けなければならない。

 館内はほとんど撮影不可で、入り口そばの即位時の御所車のみ撮影可。

後は即位行列の再現とか、各国から王室への贈り物とか、館内は広いがそれほど面白いものもない。
ただ現国王の子供の頃からの写真が面白くて、現在はやせ型の王様、英国のサンドハーストに留学していた若い頃はかなり恰幅が良くて別人のよう。

冷房のガンガンに効いた館内を裸足で歩いていたら足先が冷たくなってしまった。
ここに入るなら厚手の靴下を持参することをお勧めする(笑)。

さて、お昼も食べられなくてお腹が空いたが、ホテルの近所にはレストランもない。
そこでまたテクテクと川べりまで歩いたが、ほんの少しカラフルな建物のあるこの辺りにもめぼしい店はない。
  

それでは、とヤヤサン・コンプレックスの地下、スーパーの隣にあるフードコートへ。
それほど広くもないが中には寿司屋もあって
  
隣のテーブルには巻物やサーモン握りが並んでいる。
 がこちらは今夜もナシチャンプルーでご飯に空心菜、テンペの甘辛煮と卵カレー、B$3。テンペ、結構好きなのだ。

お腹を満たしたら早速帰りましょう、と外に出てみるとものすごい土砂降りになって雷まで鳴っている。
おかげで外には屋台が並んでいるが当然お客さんはゼロで、かわいそうに開店休業状態。
この時期は毎晩雨が降るようだが、これで商売になるのだろうか。
 
こちらはコンプレックス内のカフェで、きれいに淹れてくれたカフェラテで雨宿り。

帰りには大きなフレームのある公園からオールドモスクのライトアップを撮ろうかと思っていたが、雨で心が折れた。
 少し小降りになった所で池に映るモスクを見ながらまたテクテク。
すると街灯も少ない街には人っ子一人姿が見えなくて、おかげで怖くもないがまだ7時前なのにまるで夜中のよう。
 ホテルに戻るときれいな猫さんが迎えてくれた。


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