2月5日
朝の10時40分、ほぼ定刻通りブエノスアイレスのエセイサ国際空港に到着。
イミグレは窓口もすべて稼働中でサクサク通過。アメリカよりずっと効率的。
バゲッジクレーム場は安全検査の機械が止まってしまったらしくて大混乱、さらにモニターに出ている番号、ベルトに出ている便名、実際に出てきたベルトが全部ちがって右往左往させられたが、それでも1時間かからずに税関を通ることができた。
空港から市内まではレミースというハイヤーを利用。
通関してすぐのところに窓口があり、英語が通じるしクレジットカードが使える。
US$43とお高いが、初めての南米上陸、安全最優先で行く。
空港から市の中心にあるホテルまではちょうど1時間。
運転手氏は全く英語が通じないが親切だった。
お泊りはBooking.comを通じて申し込んだ NH Latino。
直前に予約を変更しても何も問題なかったし、部屋も明るくて広い。
ホテルは大通りに面していて安心だし
地下鉄駅もすぐ目の前。歩いて1分のところに片側7車線の7月9日大通りが通り、ブエノスアイレスのランドマーク、オベリスクがある。これで1万円ちょっとなのだから、ブエノスアイレスのホテルはリーズナブル。
シャワーを浴び、夏服に着替えたらまずはお昼を食べに行こう。
お目当てがあるので、地図を見ながらテクテク歩く。
歩くこと10分ほどでたどり着いたのは5月広場。
正面にはピンクの大統領府。
周囲は大聖堂などヨーロッパ風の重厚な建物で囲まれている。
広場の入り口付近では小さなデモ隊らしき一団が太鼓をたたいて騒いでいたが
芝生の中ではのんびりお昼を食べたり、昼寝をしている人がいっぱい。
明らかにサラリーマンと思える人たちものんびりしていたけれど、時計はもう2時を回っていた。
大統領府の裏側にはラプラタ川が流れ、その川岸は再開発されてカフェやレストランになっている。
橋を渡った向こう側も最近開発が進んでいるようで、高層ビルや高級そうなマンションがいっぱい。
ここをまだ先に進むが、気温は30℃越え。冬のニューヨークから来た身にはいきなりの暑さが厳しく、地図で想像したよりもブエノスアイレスの町は規模がずっと大きくて、なかなか目的地にたどり着かない。
やっぱり南米を甘く見ちゃいかん。
大汗かきつつ、ようやく着いたのは海岸沿いで屋台が並ぶ通り。
海岸と言っても目の前は湿地のようになっていて海は見えないのだが、この遊歩道沿いにかなりの間隔を保ちつつ、屋台が延々と続いている。
そしてこれらの屋台で売られているのが「チョリパン」。
チョリソーにパンでチョリパンなのだが、チョリソーと言ってもスペインのそれのように辛くはなく、肉に塩だけのシンプルなもの。
注文するとソーセージを焼いてパンにはさんで渡されるので、それにテーブルに並んだ野菜やソースを好きなように加える。ただし皿はなく紙ナプキンのみ、野菜を欲張るとパンが閉まらなくなるので食べにくいことこの上ない。
期待して食べに来たチョリパンだが、ソーセージの肉々しさはともかく、塩気がちょっと強すぎる。
でかいのでおなか一杯になるが、途中でいささか飽きも来る。
しかし一つ15ペソ(150円ぐらい)のものなので、文句を言うようなものでもない。
お腹を満たし、汗をぬぐったところで、さあ、市内観光に行こう。
ブエノスアイレス・バスという市内循環観光バスがあるので、一番近い停留所に行ってみるとすぐに2階建てのバスがやってきた。
ところが車掌の兄ちゃんにチケットを買いたいと言うと、決められた出発点でしかチケットは買えないし、今日はもう終わりだと言う。まだ4時前だと言うのにやる気ないのか。
出鼻をくじかれてすっかり観光する意欲がそがれてしまった。
地下鉄に乗ることも考えたが、一番の繁華街、フロリダ通りだけ歩いてみることにする。
フロリダ通りはそれほど大きな通りではないが、大通りをいくつも横切りながら続く歩行者天国。
人出も多くにぎやかなのだが、ここを歩けば「カンビオ、カンビオ」の声がひっきりなしに聞こえる。闇両替の呼び込みだが、警官がすぐそばにいてもお構いなし。半ば公然と闇両替が行われているわけだ。
現在アルゼンチンは通貨危機の真っ最中。ドルが枯渇しているとのことなので闇のレートがどれほどのものか興味があった。
これだけ公然とやっているなら危険もあるまい、と女性を選んで声をかけて見る。
レートを聞くと「50ドル札なら1ドル12.10ペソ」とのことだが、空港の銀行では1ドルが7.8ペソだったのでなんと50%以上も違う。
レートでOKというと、近くのビルの1階の空き店舗のようなところに案内された。中には換金窓口があって、渡された札束を確認するだけの簡単さ。
それにしても聞きしに勝るレートの差だ。
思ったよりもずっと長いフロリダ通りを歩いて、やがて立派な店にたどり着いた。
「ガレリア・パシフィコ」と言うショッピングモールで内装が見事。
旅行はこれからなので何も買うわけにはいかず、お腹もいっぱいなのでフードコートも眺めるだけだが
なんじゃこりゃ。
フロリダ通りを往復するだけでもかなりの距離を歩いて、ホテルに戻って一休み。
治安が良くないと言うこの町で暗くなってから一人歩きはしたくないので、まだ日のあるうちに夕食の調達に出かける。
一晩しか滞在しないブエノスアイレスでちゃんとしたものを食べられないのは残念だが、量が食べられないのはわかっているので
作っているところの見られるお店でエンパナーダを購入。
左がビーフ、右がチキンでどちらも一つ9ペソ。
どちらも具がみっちり入っておいしいが、やっぱりアルゼンチンはビーフかな。
ブエノスアイレス観光は以上で終了。
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朝の10時40分、ほぼ定刻通りブエノスアイレスのエセイサ国際空港に到着。
イミグレは窓口もすべて稼働中でサクサク通過。アメリカよりずっと効率的。
バゲッジクレーム場は安全検査の機械が止まってしまったらしくて大混乱、さらにモニターに出ている番号、ベルトに出ている便名、実際に出てきたベルトが全部ちがって右往左往させられたが、それでも1時間かからずに税関を通ることができた。
空港から市内まではレミースというハイヤーを利用。
通関してすぐのところに窓口があり、英語が通じるしクレジットカードが使える。
US$43とお高いが、初めての南米上陸、安全最優先で行く。
空港から市の中心にあるホテルまではちょうど1時間。
運転手氏は全く英語が通じないが親切だった。
お泊りはBooking.comを通じて申し込んだ NH Latino。
直前に予約を変更しても何も問題なかったし、部屋も明るくて広い。
ホテルは大通りに面していて安心だし
地下鉄駅もすぐ目の前。歩いて1分のところに片側7車線の7月9日大通りが通り、ブエノスアイレスのランドマーク、オベリスクがある。これで1万円ちょっとなのだから、ブエノスアイレスのホテルはリーズナブル。
シャワーを浴び、夏服に着替えたらまずはお昼を食べに行こう。
お目当てがあるので、地図を見ながらテクテク歩く。
歩くこと10分ほどでたどり着いたのは5月広場。
正面にはピンクの大統領府。
周囲は大聖堂などヨーロッパ風の重厚な建物で囲まれている。
広場の入り口付近では小さなデモ隊らしき一団が太鼓をたたいて騒いでいたが
芝生の中ではのんびりお昼を食べたり、昼寝をしている人がいっぱい。
明らかにサラリーマンと思える人たちものんびりしていたけれど、時計はもう2時を回っていた。
大統領府の裏側にはラプラタ川が流れ、その川岸は再開発されてカフェやレストランになっている。
橋を渡った向こう側も最近開発が進んでいるようで、高層ビルや高級そうなマンションがいっぱい。
ここをまだ先に進むが、気温は30℃越え。冬のニューヨークから来た身にはいきなりの暑さが厳しく、地図で想像したよりもブエノスアイレスの町は規模がずっと大きくて、なかなか目的地にたどり着かない。
やっぱり南米を甘く見ちゃいかん。
大汗かきつつ、ようやく着いたのは海岸沿いで屋台が並ぶ通り。
海岸と言っても目の前は湿地のようになっていて海は見えないのだが、この遊歩道沿いにかなりの間隔を保ちつつ、屋台が延々と続いている。
そしてこれらの屋台で売られているのが「チョリパン」。
チョリソーにパンでチョリパンなのだが、チョリソーと言ってもスペインのそれのように辛くはなく、肉に塩だけのシンプルなもの。
注文するとソーセージを焼いてパンにはさんで渡されるので、それにテーブルに並んだ野菜やソースを好きなように加える。ただし皿はなく紙ナプキンのみ、野菜を欲張るとパンが閉まらなくなるので食べにくいことこの上ない。
期待して食べに来たチョリパンだが、ソーセージの肉々しさはともかく、塩気がちょっと強すぎる。
でかいのでおなか一杯になるが、途中でいささか飽きも来る。
しかし一つ15ペソ(150円ぐらい)のものなので、文句を言うようなものでもない。
お腹を満たし、汗をぬぐったところで、さあ、市内観光に行こう。
ブエノスアイレス・バスという市内循環観光バスがあるので、一番近い停留所に行ってみるとすぐに2階建てのバスがやってきた。
ところが車掌の兄ちゃんにチケットを買いたいと言うと、決められた出発点でしかチケットは買えないし、今日はもう終わりだと言う。まだ4時前だと言うのにやる気ないのか。
出鼻をくじかれてすっかり観光する意欲がそがれてしまった。
地下鉄に乗ることも考えたが、一番の繁華街、フロリダ通りだけ歩いてみることにする。
フロリダ通りはそれほど大きな通りではないが、大通りをいくつも横切りながら続く歩行者天国。
人出も多くにぎやかなのだが、ここを歩けば「カンビオ、カンビオ」の声がひっきりなしに聞こえる。闇両替の呼び込みだが、警官がすぐそばにいてもお構いなし。半ば公然と闇両替が行われているわけだ。
現在アルゼンチンは通貨危機の真っ最中。ドルが枯渇しているとのことなので闇のレートがどれほどのものか興味があった。
これだけ公然とやっているなら危険もあるまい、と女性を選んで声をかけて見る。
レートを聞くと「50ドル札なら1ドル12.10ペソ」とのことだが、空港の銀行では1ドルが7.8ペソだったのでなんと50%以上も違う。
レートでOKというと、近くのビルの1階の空き店舗のようなところに案内された。中には換金窓口があって、渡された札束を確認するだけの簡単さ。
それにしても聞きしに勝るレートの差だ。
思ったよりもずっと長いフロリダ通りを歩いて、やがて立派な店にたどり着いた。
「ガレリア・パシフィコ」と言うショッピングモールで内装が見事。
旅行はこれからなので何も買うわけにはいかず、お腹もいっぱいなのでフードコートも眺めるだけだが
なんじゃこりゃ。
フロリダ通りを往復するだけでもかなりの距離を歩いて、ホテルに戻って一休み。
治安が良くないと言うこの町で暗くなってから一人歩きはしたくないので、まだ日のあるうちに夕食の調達に出かける。
一晩しか滞在しないブエノスアイレスでちゃんとしたものを食べられないのは残念だが、量が食べられないのはわかっているので
作っているところの見られるお店でエンパナーダを購入。
左がビーフ、右がチキンでどちらも一つ9ペソ。
どちらも具がみっちり入っておいしいが、やっぱりアルゼンチンはビーフかな。
ブエノスアイレス観光は以上で終了。
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真冬からいきなり真夏じゃ体もびっくりしますよね。
それでも、食べ物を求めてしっかり移動するところが素敵(笑)
町中のこの手の両替屋は避けてしまう傾向にあるけれど、50%の差って凄いですね。
日本人は正規の金融機関で換金したがるから、購買能力一気に下がっちゃいますね。
こうして町並みだけ見ていると、ヨーロッパだと思っちゃいますよね。
ショッピングモール素敵!
友人がウルグアイでホテルを経営していて、ブエノスアイレスまでは遠くないというので、いつか行ってみようと思ってるけれど、年に2回帰国すると、なかなか長距離の旅行をする気力が出ない。
しばらくは南米は無理かなぁ…
日本からは地球の真裏ですごく遠いけれど、パリからだと日本に帰るのと同じぐらいの時間で着いちゃうそうですよ。
ウルグアイはアルゼンチンのお隣ですね。
アルゼンチンは肉食の国なのでタヌ子さんのお気に召すかも、ですよ。
これ、ヴィエトナムのチリソース(ニンニク入り)なんぞをかけたら、相当美味しくなりそうポン!
野菜が細かいのは、たくさん入れると食べにくくなるようにして、たくさん入れさせないためだとみたポン!!(笑)
野菜の細かさとともに皿に載せないのもたくさん入れさせないためかも。
アルゼンチン人、意外に悪賢い。