今回のジョージア行きにはおなじみS社のツアーを利用したが、航空会社がカタール航空というので思い切ってビジネスクラスにしてみた。
というのも個室になると評判の Q Suite というものを経験してみたかったから。
まずは羽田空港から、深夜1時の出発、機材はB777-300ER。
友人と二人なので中央の横並び2席。
最初の印象は思ったより狭い、特に縦の長さがあまりない感じがしたが
脚を伸ばしてみれば座った状態では前のオットマンにようやく届く長さ。フルフラットにしても自分の身長ではもちろん問題ないが、大きな男性ではちょっとつかえるかも?
モニターの下のでっぱりにはコントローラー類が集められ、座席脇の蓋を開けるとヘッドホンとミネラルウォーターが入っているが、ここにはバッグなども入れられて便利。
テーブルの上には小さなクッションと丸められた毛布。これが厚くてフワフワ。
小箱にはおフランスのDiptyqueと言うブランドのクリームやトワレ、靴下とアイマスク、イヤプラグ。
さらにパジャマとスリッパが配られるが、このパジャマが薄手でなかなか着心地がいい。
離陸前にはライムミントジュースをいただいて
飛び立ったらノンアルコールのピンク・シャンパンをいただく。飲む人にはシャンパンとは言えないかもしれないが、この見た目で雰囲気は出る。
もう夜中の2時を回っているが、せっかくのビジネスで食事をいただかなければ、とオーダーをするとクロスの敷かれたテーブルにはパンとライトが置かれ
アミューズはスパイシーなエビ。パンとオリーブオイルがおいしい。
前菜はアラビアン・メゼ。ホムスはいまいちだったけれど、ナスとパプリカのペースト、うまし。
メインはなしにしてミックスベリーを頼むとボウルにてんこ盛りで来た。
食事を終えたらベッドメイクをしてもらい、扉を閉めるとなるほど個室。
立ち上がって身を乗り出さなければ他の座席は見えない高さの壁で、中で着替えもできる。これは安心して寝られる。
と言いつつ、クッションは硬めで寝たのは4時間ほどだろうか。
朝食にはグラノラとヨーグルト、フルーツをいただいて11時間の飛行終了。
ドーハからジョージアの首都、トビリシまではA320。
3時間の旅なので旧型のシート、座席にモニターはなく、代わりにタブレットの貸し出しがある。
そしてポケットに入っていたのはこんな「保護キット」。
マスクの他に殺菌ジェルとゴム手袋まで入っていたが、今回は幸いにして出番なし。
朝、9時半の出発なので機内食は朝食かと思ったら、ちゃんとフルコースの昼食が出た。
前菜はまぐろのたたき。中央が生でうまーい!メインはお目当てのカタール風チキンとやらが売り切れだったのでパスして、ライスプディング。甘さ控えめでこれもよかった。
帰路もトビリシ~ドーハはA320。今度は遅い昼食で、スープは牛肉と野菜の入ったジョージア風。
メインにラム・ビリヤニを頼んだらレーズンやカシューナッツの乗ったご飯の下に柔らかい羊肉がいっぱい。これは絶品で大満足。
勢いでハニーケーキとやらを頼んだら、こちらは激甘だった。
ドーハから今度は成田行きで機材は最新のA350-1000。
座席が今度は進行方向とは逆向きになったが、思った以上に違和感はほとんどなく問題なし。
出発が午前3時を過ぎていたので、今回はさすがにすぐ就寝。
また4時間ほどで目を覚まして、お茶をお願いするとおいしいクッキーが付いてきた。
朝食のスムージーもおいしく
これは和食になるのか、分厚いヒラメの柚子味噌餡かけ。これはなかなかよかったが、付け合わせの野菜に大きな赤トウガラシが入っていて辛いのには驚いた。
たっぷりのフルーツもうれしく
到着の前にはスイスのレダラッハのチョコレートが配られる、これもおいしかった。
と、噂にたがわず満足度の高いカタール航空のビジネスクラスだったが、そのサービスのすごさは実は飛行機から降りた後にこそ実感されるのだった。
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サカルトヴェロ再訪だったポン?
QRのビジネスクラス、乗ったのは5年近く前の話ポンが、今まで乗った飛行機の中でファーストも含めて一番良かったポン~
ロシアルートを封じられて、航空券が滅茶苦茶高いポンで、アルメニアに買い出しに行けない日々が続いているポンが、これを見たら行きたくなったポン
このサービスは癖になりそうだけれど、やっぱり高い~。
ロシア人が大量流入していてもコーカサスはやっぱり居心地よくて楽しいです。
所長もアルメニア、早く再訪してください。