Luntaの小さい旅、大きい旅

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アルジェリア縦断 14 ティパサとシェルシェル

2008-02-04 02:36:50 | 中近東/北アフリカ
1月3日

朝からアルジェ郊外の観光へ。

まずはモーリタニア王家の墓と呼ばれる所。
 クレオパトラの娘の墓なんて説もあるらしいが、実は何も分かっていない遺跡。インドやパキスタンの古いストゥーパにそっくりだ。
海からの風が吹きつけて寒い所だが、ここにもカップルが何組も。
 確かにここからの眺めは良く、緑の畑や果樹園が地中海に向かって広がる景色はヨーロッパのよう。

アルジェ郊外の観光の目玉は地中海に面したローマ遺跡、ティパサ。
しかしここはジェミラやティムガッドに比べると保存状態が悪く、遺跡ではなく「考古学公園」だ。
 小学校の遠足をはじめ、見学者は多い。
 
 
アルベール・カミュが絶賛した所だそうだが、ジェミラを見た後じゃねえ。見所なし。

ティパサから岬を一つ回った所にはもう一つのローマ時代からの町、シェルシェルがある。紀元1世紀から栄えた古い港町だが、遺跡は現代の町の下に埋もれてしまって、ここには出土品の博物館だけがある。
 小さな博物館だが、中にはクレオパトラの彫像などもあって質は高い。シェルシェルはクレオパトラとマーク・アンソニーの間に生まれた娘の嫁入り先だったのだそうだ。
 
ここのモザイクは本も出ている。(写真はMosaiques Romano Africaines - Culture et nature a Cherchelから)
  
 かわいい中庭は天気が良かったらさぞ気持ちいいだろう。
ここは収蔵品が増えて近くにもう一つ博物館が作られているが、そちらには寄らせてもらえず残念。

夕方になり、そのままアルジェに帰還。
天気も悪く、なんとなく不完全燃焼の一日。


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