4月2日 続き
宿でお茶を一杯飲んで一息入れたら、さあ、最初の食事に行こう。
宿から徒歩5分のところに地下鉄駅があるので、どこへ行くにもとても便利だ。
宿のご主人と電話で話した時、門限を聞こうと「これから出かけます」と言ったら、「東大門ですか」と言われちゃった通り、目的地は東大門。
ここに昨年、斬新な建物ができたと聞いたので来てみたのだが、地下鉄駅から出てみるといきなり
これは宇宙船が舞い降りたか。
これぞ昨年の3月にできたという東大門デザインプラザ(DDP)。
以前はスタジアムなどがあった東大門運動場の跡地に、東京の新国立競技場の設計者であるザハ・ハディッドの設計と言うからハディッド氏はよほど競技場が得意なのか。
と言ってもこの巨大な建物は競技場ではなく、博物館やイベントスペースを備えたデザイン展示場だと言う。
そこで地上階の入り口から中へ入ってみると
ロビーもまるで宇宙船の中みたい。
置かれているベンチや椅子までいちいちかっこいい。
何とも複雑な形をした建物なので周りを歩いても全体像はつかめないが、ガンダムもどきのようなロボットの立つ入口からまた中に入ってみると
こちらはデザインラボと言って、若手のアート・デザイナーの雑貨などが展示、販売されている。
渋谷のヒカリエも8階がアート・デザイナー空間になっているが、ソウルのDDPは規模が違う。
デザインラボだけでもものすごく広いスペースが2フロア、DDP全体では延面積85,320平方メートルというのだからやることが半端ない。
残念ながら若手デザイナーの作品にほしいと思う物はなかったが、こんな環境があればこれからもっとおもしろいものが出てくるかもしれない。
日が落ちた後のDDPはますます宇宙船っぽいが、これを眺めていたら雨が降ってきて、すぐに雷も光る土砂降りになってしまった。
その雨の中をびしょ濡れになりながら歩いて、やって来たのは東大門市場。
店先で魚を焼く中を通って、しかし今日のお目当てはタッカンマリ通り。
同じような店が何軒も並ぶが、今回は初めてなので一番有名らしい「チンハルメ・タッカンマリ」にしてみた。
7時ごろに店に着くと、店内はすでにお客さんでいっぱい。
すぐに中の番台のようなところにいるおばさんから番号札をもらって外で待っていると、10分もしないうちに入口の上の電光掲示板に番号が出て2階に案内された。
2階もテーブルがぎっしりだが、席に着いた途端に目の前に鶏一羽が入ったタライが置かれ、コンロの火がつけられた。
これぞ韓国の鶏鍋、タッカンマリ。この店のメニューはこれしかないので注文をする必要もない。キムチはセルフサービスと言われたが、洗濯機ほどの大きさの容器にいっぱい入っているところが、さすが韓国。
鶏にはすでに火が通っているので、スープが沸騰して来たらすぐに食べられる。食べごろになると店員さんがやって来て
骨ごと豪快にはさみでチョキチョキ。
韓国は何でもはさみで切っちゃうが、まあ食べやすくていいよね。
テーブルの上には大量の唐辛子に醤油、酢、マスタードが置いてあるのでタレは好きなように作る。
辛いものは得意ではないので酢醤油で食べてみたが、肉は適度に噛みごたえがあり、味が濃くてめちゃくちゃおいしい!
スープは少しのねぎとジャガイモが2切れ入っているだけ、そこに鶏を切りに来たお姉さんがみじん切りのにんにくを放り込んでいったが、これまた出汁がよく出ていてうま~い。
時たまキムチをつまみながら、ひたすら鶏肉を食べるがまったく飽きることなく、2人で鶏一羽は楽勝。
そして鶏を食べ終わったら残ったスープにうどんを入れてもらうが
これがおいしくないはずがない。
いや~、おいしかった、と満足したところで周りを見ると、隣の席のおばさんがすごい。
3人組の鍋には最初からキムチが投入されていてスープが赤いが、隣のおばさまはさらに取り皿に大量の唐辛子を入れ、そこにこれまた大量のみじん切りにんにくを混ぜて、鶏肉をこれにまぶしながら召し上がっている。
さすが韓国、すごいなー、と思うが、辛くしなくても食べられるところがタッカンマリはいい。
しかも鍋一つ2万ウォン、一人1000円ちょっとなのだから大満足。
大雨なので他にはどこにも寄らず、初日の夜は早々に宿に引き上げた。
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宿でお茶を一杯飲んで一息入れたら、さあ、最初の食事に行こう。
宿から徒歩5分のところに地下鉄駅があるので、どこへ行くにもとても便利だ。
宿のご主人と電話で話した時、門限を聞こうと「これから出かけます」と言ったら、「東大門ですか」と言われちゃった通り、目的地は東大門。
ここに昨年、斬新な建物ができたと聞いたので来てみたのだが、地下鉄駅から出てみるといきなり
これは宇宙船が舞い降りたか。
これぞ昨年の3月にできたという東大門デザインプラザ(DDP)。
以前はスタジアムなどがあった東大門運動場の跡地に、東京の新国立競技場の設計者であるザハ・ハディッドの設計と言うからハディッド氏はよほど競技場が得意なのか。
と言ってもこの巨大な建物は競技場ではなく、博物館やイベントスペースを備えたデザイン展示場だと言う。
そこで地上階の入り口から中へ入ってみると
ロビーもまるで宇宙船の中みたい。
置かれているベンチや椅子までいちいちかっこいい。
何とも複雑な形をした建物なので周りを歩いても全体像はつかめないが、ガンダムもどきのようなロボットの立つ入口からまた中に入ってみると
こちらはデザインラボと言って、若手のアート・デザイナーの雑貨などが展示、販売されている。
渋谷のヒカリエも8階がアート・デザイナー空間になっているが、ソウルのDDPは規模が違う。
デザインラボだけでもものすごく広いスペースが2フロア、DDP全体では延面積85,320平方メートルというのだからやることが半端ない。
残念ながら若手デザイナーの作品にほしいと思う物はなかったが、こんな環境があればこれからもっとおもしろいものが出てくるかもしれない。
日が落ちた後のDDPはますます宇宙船っぽいが、これを眺めていたら雨が降ってきて、すぐに雷も光る土砂降りになってしまった。
その雨の中をびしょ濡れになりながら歩いて、やって来たのは東大門市場。
店先で魚を焼く中を通って、しかし今日のお目当てはタッカンマリ通り。
同じような店が何軒も並ぶが、今回は初めてなので一番有名らしい「チンハルメ・タッカンマリ」にしてみた。
7時ごろに店に着くと、店内はすでにお客さんでいっぱい。
すぐに中の番台のようなところにいるおばさんから番号札をもらって外で待っていると、10分もしないうちに入口の上の電光掲示板に番号が出て2階に案内された。
2階もテーブルがぎっしりだが、席に着いた途端に目の前に鶏一羽が入ったタライが置かれ、コンロの火がつけられた。
これぞ韓国の鶏鍋、タッカンマリ。この店のメニューはこれしかないので注文をする必要もない。キムチはセルフサービスと言われたが、洗濯機ほどの大きさの容器にいっぱい入っているところが、さすが韓国。
鶏にはすでに火が通っているので、スープが沸騰して来たらすぐに食べられる。食べごろになると店員さんがやって来て
骨ごと豪快にはさみでチョキチョキ。
韓国は何でもはさみで切っちゃうが、まあ食べやすくていいよね。
テーブルの上には大量の唐辛子に醤油、酢、マスタードが置いてあるのでタレは好きなように作る。
辛いものは得意ではないので酢醤油で食べてみたが、肉は適度に噛みごたえがあり、味が濃くてめちゃくちゃおいしい!
スープは少しのねぎとジャガイモが2切れ入っているだけ、そこに鶏を切りに来たお姉さんがみじん切りのにんにくを放り込んでいったが、これまた出汁がよく出ていてうま~い。
時たまキムチをつまみながら、ひたすら鶏肉を食べるがまったく飽きることなく、2人で鶏一羽は楽勝。
そして鶏を食べ終わったら残ったスープにうどんを入れてもらうが
これがおいしくないはずがない。
いや~、おいしかった、と満足したところで周りを見ると、隣の席のおばさんがすごい。
3人組の鍋には最初からキムチが投入されていてスープが赤いが、隣のおばさまはさらに取り皿に大量の唐辛子を入れ、そこにこれまた大量のみじん切りにんにくを混ぜて、鶏肉をこれにまぶしながら召し上がっている。
さすが韓国、すごいなー、と思うが、辛くしなくても食べられるところがタッカンマリはいい。
しかも鍋一つ2万ウォン、一人1000円ちょっとなのだから大満足。
大雨なので他にはどこにも寄らず、初日の夜は早々に宿に引き上げた。
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닭한마리(タッカンマリ)は、昔はほとんど見かけなかったメニューポンで(というか、今でもトンマジャンターミナル跡の周辺のみ?)、狸田、一度も食べていないポン
(サムゲタンを食べちゃうポン)
でも、「さらに取り皿に大量の唐辛子を入れ、そこにこれまた大量のみじん切りにんにくを混ぜて、鶏肉をこれにまぶしながら」食べられるならば、一度食べに行く鹿ないと思ったポン!!(笑)
韓国の名物料理って調べるとほんの2,30年前にどこかの店が始めて、当たると他の店が追随すると言うパターンが多いですよね。
でもタッカンマリは本当においしくて、私はサムゲタンよりこちらの方がおいしいと思ったぐらい。
ただ一人では食べに行けないのがちょっと不便かも。