カナリア諸島の戦利品、もちろん調達先はほとんどスーパー。
街の中心をはずれれば当然大型スーパーもあるはずだが、ヨーロッパの旧市街にあるスーパーは看板以外、外からはわかりづらくて探すのに結構苦労する。
これはサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナのスーパー。
チーズ売り場がさすがの充実ぶりで、食事によく出た白いフレッシュチーズもいっぱい。
が持ち帰りも考えて、最終日に買ったのはパックされたチーズ。
左端の一つを除いてはすべてカナリア産。
特に中段上のMaxorataはフェルトベントゥーラ島にしかいないマホレラ山羊のチーズでDOP。山羊といえども臭みはほとんど感じず、しかしコクがあってすごくおいしい。
スペインのチーズはクセが少なくて塩気も強すぎず、食べやすいものが多いようだ。
カナリア諸島と言えば、のモホソース。
瓶入りもたくさん売っているが、重いのでスパイスミックスを買ってみた。これに酢、オリーブオイル、水少々と塩を自分の好みで入れる。先日鶏肉に使ってみた時には唐辛子が少し入った赤い方がおいしかったけれど、次は緑の方にフレッシュハーブも入れてみよう。
これまたカナリア諸島を代表するゴフィオはスーパーでは1㎏とかの大袋で売られているが、ラ・ゴメラ島の空港にはお土産用の小袋があった。
その隣は同じラ・ゴメラ島のパーム・シロップ。これはヨーグルトに入れる。
ラ・パルマ島からは塩田で作られた塩。
塩田の売店は営業していなかったけれど、なんのことはないスーパーでも売られていて、500gで0.45ユーロとお安い。隣は島中に生えているアロエの石鹸。
蜂蜜もカナリア産だけれど、蜂がたくさんたかっていたエキウム100%の蜂蜜というのはない様子。コントロールするのがむずかしいのだろう。
もう一つはアーモンドと卵黄でできたクリーム。「ものすごく甘いぞ」とガイドのおじさんにはおどされたけれど、さてどんなものか。
甘いものではTirma社はカナリアのチョコレートメーカー。Binterの機内で出されたウェエハースもこの会社のものだった。普通においしい。
そして街中の渋い本屋さんで買ったカナリア料理の本。
英語の方には写真がなかったので、完成した姿を見るためにスペイン語の本も買ってみた。
カナリア料理は基本、肉や魚と芋や豆との煮込みのようだ。
最後はマドリード空港で買ったトゥロン。
トゥロンとはヌガーだと思っていたが、空港の大きな専門店で試食させてもらったら堅いのから柔らかいのまでいろいろあって、ベタベタと歯に着くヌガーとは別物。
テイネ山のロープウェイに乗れなかったので20ユーロの返金があったが、これがトゥロンに化けてしまった。
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スペイン領であることに(無知に)改めて驚きました。
地図を見ていると なんだか日本列島をバラバラにしたみたい。
もしや神様が地球をデザインされる際
日本列島の習作としてここに描いてはったんちゃうかなぁ?と(笑)
「戦利品」ですか…。
戦利品とはとても思えません… 楽!利品。
私、学生時代に ある全国的な文芸コンクールの「詩」「小説」に応募、
いずれも最終選考までに残りましたが入選にも佳作にも至らず。
それでも「選評」が載ったことに少し納得しました。
その詩部門に応募した作品のタイトルが「戦利品」でした。
私の郷里にはすぐ近くに戦時中の軍の飛行場が二つあり
近くに アジア最大を誇る米軍管轄のレーダー基地もありました。
昭和40年代半ばまで進駐軍がいましたし
将校は日本の民家を借上げ改造した家に家族と共にいました。
近所にいた進駐軍の男の子は二人。
私たち日本の子数人は 進駐軍の子らの遊び相手になると
報酬としてチョコレート、チューインガムなどを貰いました。
親たちには内緒で様々な方法で隠し持ち
時々集まってはその戦利品の甘い味を楽しみました。
秘密感と些かの屈辱感が その甘さを引き立てました。
そんなあれこれを叙事詩風に長~く…。
なお 小説(30枚の短編)の「埋ずめ戻し」も含め入選しなかったことで
「その道」に進むことはきっぱり諦めました。
今からまた芥川賞狙ってください。
いただいたコメントがもうエッセイです。
山羊肉シチューも美味しかったし、カナリア諸島の食事には満足しました。
北欧からはお客さん、いっぱい来ているのでしょうね。