鉄子の旅 3代目 (4) (サンデーGXコミックス) | |
霧丘晶、(監修)横見浩彦 | |
小学館 |
初代菊池直恵から3代目霧丘晶まで18年続いた「鉄子の旅」シリーズもついにこれで完結。本当は前巻で終わるはずだったのだが、現編集長の「鶴の一声」でもう1巻出ることになった。麻雀で言えば泣きの半荘というやつだ。
この間で紹介されているのは、三池炭鉱専用鉄道、奥羽本線、三陸鉄道など。
担当者のカミムラさんは、菊池版の第1巻で、前担当者のイシカワさんに変わっているから、ずっと「鉄子の旅」の担当編集者だった。この間漫画家は、菊池直恵、ほあしかのこ、霧丘晶と変わっているが、カミムラさんはずっと横見さんのお守りをしていたことになる(笑)。カミムラさん、お疲れ様でした。
「おおっ!」と思ったのは、この巻に初代編集長のエガミさんが出ていたことだ。たしか菊池版に初めて登場した時は、眼鏡もかけておらずギターを抱えていたと思ったのだが、その時と雰囲気が大分違う。描く人によってこれだけ違うのかと思ったのだが、もしかすると年月が本人の雰囲気を変えたのかもしれない。でも「テツ」というのは変わってないようだ。
「鉄子の旅」はこれで終わりだが、紹介されていないところも結構あるのではと思う。これからは旅番組を楽しんでいこう。
☆☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。