文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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記録するだけであなたの夢が10倍叶う! 夢を叶えるドリームマネージャー手帳

2022-01-18 11:21:10 | 書評:その他

 

 この本のタイトルから、本書自体が手帳になっているのかと思ったら、夢を叶えるための色々なノウハウは記載されているが、これ自体は普通の本である。ちなみに、「ドリームマネージャー手帳」と言う本来の手帳が別に売られているようである。こちらの方にもそこかしこで触れられており、この本に書かれていることが使いやすくなっているのだろうが、絶対にないといけないというようなものではないようだ。

 さて、本書に書かれていることをざっくりと言えば、経営企画系の仕事をしている人にはお馴染みのPDCAサイクルを人生においても回せということだろう。ただ企業ではなく、個人の夢なので細かいところは若干の違いがあるようである。

 まず、最初に協調されているのが、人生のビジョンをはっきりさせて、そこから逆算して、アクションプランを立てるということだ。そして夢に向かって必要な努力をこつこつと積み重ねていくのである。そのために本書では、記録を取る事を勧めている。

紙や手帳などに手で書くだけで、頭の中で考えたり、思ったりしているたくさんのことが整理できて、意識が向いて、気づきが生まれ、忘れずに行動できるようになります。ですから、やりたいことを叶えるためには、紙や手帳に手で書くことがとても大切になります。(p25)


 私も書いて整理するというやり方には賛成だ。頭の中で思っているだけでは抜けが合っても気が付きにくい。目に見える形にすることにより、ここはこの方がいいとか、あれを入れた方がいいとかいろいろと考えることができるのである。

 また、計画を立てたら立てっぱなしということはない。計画を進めていくためには、見直しが必要になる場合もあるだろう。

ビジョンを叶えるためにこれまでつくり込んできたアクションプランですが、計画どおりに進めるのは難しいものです。壁にぶつかるたびに修正や調整をしながら進めていかなくてはなりません。(p119)



 記録するのも、自己肯定感を強めるために、「できたこと」だけであるというのもいい。できなかったことまで記録すると、どうしても人間はあれもできなかった、これもできなかったという自己嫌悪に陥りがちだからである。

手帳に記録するのは「できたこと」だけです。そして、「できたこと」だけを振り返る。ただそれだけ。この方法はシンプルで簡単な上、さらに自己肯定感を高める有効な方法です。(p130)



 細かいところは、本書を読んで確認して欲しい。ゴールに至る方法は色々あり、これも一つの方法だろうと思うが、大事なのは一度決めたやり方をよほどの理由がない限り続けるということだろう。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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