著者の名前(すずきぐんじ)を、事前に何の知識もなく所見で読める人がそういるとは思えないが、結構同人としての活動をしているようだ。アマゾンで検索すると、作品がいくつか出てくる。
これは異世界でのお話。奴隷も獣人もいる世界。ある若い娘奴隷がリザードマン(蜥蜴人)に買われました。決めたのは、奴隷商人の「夜の共」にぴったりという言葉。
それを傍で聞いていた娘は、あんなことやこんなこともやられるのではと思ってけど、実際にやったことは寒さに弱いリザードマンに膝枕をして暖かく眠らせること。おかげで、リザードマン君、暖かくて寝付きもよかったらしい。
食事は、もしかしてリザードマンなんだから虫を食べさせられるかもと思っていたら、果物が主食。遠慮なく食べろと言われる。
仕事をしてもらうと言われたので、どんな酷い強制労働なのかと思っていたら、畑仕事の手伝いと雌鶏の管理。
彼女が思っていたのよりはずっと優しい生活。絵は必ずしも自分の好みというわけではないが、読むとなぜかほっこりしてくる。
☆☆☆☆