主人公は、月150時間を超える残業のあるブラック企業で働く、山井善治郎。久しぶりに休日出勤のない2連休になったことを喜んで、自転車でうろうろしているうちに、異世界に召喚されてしまう。こういった異世界ものにつきもののトラックも神様も出てこない。自転車をこいでいるといつの間にか異世界にいっていたのだ。
彼を召喚したのは、異世界にあるカーヴァ王国の女王アウラ。女王様と言っても別にムチは持っていない。だから目的は善治郎を調教するということではない。彼が頼まれたのはアウラ女王の婿になること。ちなみにアウラ女王は爆乳美女。なんと善治郎は、結ばれることのない恋を成就するため、5代前に地球に渡ってきた次期王になるはずの王族の子孫だという。そしてカーヴァ王国の王族は時空魔法をその血に宿しており、魔法を次代につなげるため、王家の血を引くもの同士が結婚することが望ましい。
そして、カーヴァ王国は男尊女卑の世界。女王の婿になる者は初めてなので、特に女王の伴侶になったからと言って特に何かをやらなければならないという決まりはないらしい。この男尊女卑の世界でアウラが女王になれたのは、彼女が直系王族の最後の一人だからだ。結局、アウラと結婚することを決めた善治郎だが、結構地球から持ち込んだものは多いのだが、こちらの常識はよく分からない。でも美しいアウラとはイチャイチャ生活。無事に結婚式と初夜も過ぎたが、一方では善治郎に側室を勧める者もいる。果たしてこの後の展開は。でも異世界で美しい女王さまとイチャイチャ・ラブラブ。誰ですかうらやましいという人は。
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