この物語は美術部の草食系男子八王子直人(通称センパイ)と1つ年下の肉食系ギャル長瀞早瀬(直人の呼び方は長瀞だが、友人からはハヤっちとかトロちゃんと呼ばれている)の織りなすラブコメである。
実は二人は相思相愛なのだが、この長瀞さんなんともウザい。とにかくセンパイのことをキモキモとか言ってイジッてくるのだ。でもイジルのはセンパイ限定。興味の無い他の男に対しては塩対応。
この巻では、部長(♀です)と美術部の存続をかけて文化祭で勝負をする。なにしろこの部長、美人なうえにボンキュボンという見事なスタイル。昨年は、後ろ向きの自分のヌードで文化祭6位になったらしい。ちなみに、有名な展覧会にも入賞しており、芸術作品として認められたから展示OKになったらしい。
でも、今年の文化祭では、部長張り切りすぎて、長瀞フレンズに言わせると、エロ魔人がエロ魔王に進化したらしい。
勝負は、部長の絵が風紀を乱すということで、風紀委員会からストップがかかりまさかの不戦勝。めでたく美術部は存続することになったとさ。
部長の直人の描いた長瀞さんの絵を見て、「愛がある」と言われて二人は真っ赤。長瀞さん、ウザいのだが、読んでいるうちにだんだん可愛らしく思えてくる。
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