文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学の教材が来た

2019-03-20 20:14:15 | 放送大学関係


 今日ポストを見ると、放送大学の教材が来ていた。システムWAKABAを見ると、3月16日が郵便局持ち込み日となっていたので、今日あたり来るとは思っていた。

 テキストは、「情報理論とデジタル表現(’19)」の1科目分のみ。あとは面接授業だ。中をパラパラとめくってみると、学生のころに履修した「情報理論」と似たような内容。京大総長にもなった長尾さんが教えていた。そのころの復習のつもりで読んでみようと思う。

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書評:ハッキリ言わせていただきます!黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題

2019-03-18 09:58:14 | 書評:その他
ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題 (単行本)
クリエーター情報なし
集英社

・前川喜平、谷口真由美

 本書は、元文部科学省の事務次官・前川喜平氏と大阪国際大学准教授の谷口真由美氏の対談を本にしたものである。内容を一言で言えば、政治家に対する批判や今の教育に対する批判。

 学校に、変な校則や規制が多いのは私も同意だ。例えば、髪の毛。地毛が茶色でも黒く染めさせるということはよく聞くが、私も高校の頃、少しでも髪の毛が長くなると、教師に文句を言われた(まあ無視はしていたが)。髪の毛の色や長さなんて、教育にはまったく関係ないだろうと思う。

 谷口さんの娘さんが学校からもらってきたプリントには、整列の仕方なるものがあったそうだ。なんでも整列時は、つま先を60度に開くとか、前にならえの後で、直れと言われたら最後に体側をパンと払うとか。どうでもいいやんと思うのは私だけだろうか。 

 内申書に対する批判もある。あの内申書というやつも私は反対だ。中学から高校へ進む際には内申書というやつがあるが、あれは特定の教師が主観で書いたものだろう。そして時々間違えたというニュースが流れる。今はどうかしらないが、昔は大学に入るときにはまったく内申は考慮されず、入学試験の成績だけで選ばれた。それで問題が起こったという話も聞かないので、内申書というものは廃止すべきだろう。あれがあることにより、生徒や父兄が教師や学校の顔色を伺うことになる。百害あって一利なしの制度だと思うのだが。もちろん犯罪を犯すようなやつは即警察の出番だ。

 道徳の教科書には噴飯ものの話が載ってるらしい。本書で取り上げられているのは「星野君の二塁打」という話である。星野君は監督からバントのサインが出されていたにも関わらず、自分の判断で二塁打を打ち、チームは勝利し大会への出場が決まったが、星野君は指示に従わなかったということで叱責され、大会への出場も禁止されたというものだ。要するに、自分の頭で、考えてはだめで、上からの指示に盲目的に従えばいいということだろう。

 これに関わらず、そこかしこで、今の教育は生徒に考えさせないようにしていると批判しているが、思うに、生徒に考えさせないような教育は、政治家が自分たちより賢い国民が増えては困るからではないのか。

 ただ、文部科学省の事務次官まで上り詰めた前川氏がそこまで言っていいんかいという気はする。もちろん組織に属していれば言い難いことはあるだろう。しかし、事務次官と言えば事務方のトップなのだから、それだけ批判があればもっと改革してもよかったのにと思う。政治家が大臣や副大臣として天から降ってくるのだから確かにやり難いかもしれないが。

☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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書評:ソウナンですか(1)

2019-03-16 10:16:02 | 書評:その他
ソウナンですか?(1) (ヤングマガジンコミックス)
クリエーター情報なし
講談社

・(原作)岡本健太郎、(漫画)さから梨々

 この作品を一言で言えば、JKたちのサバイバル漫画。「週刊ヤングマガジン」に隔週連載されているらしい。飛行機事故で無人島に漂着したJKたちのサバイバル生活を描いたもの。サバイバルをするのは活動的でちょっと脳筋な鈴森明日香、お嬢様な九条紫音、優等生の天谷睦そして遭難のプロ(あるのか?)の鬼島ほまれの4名。

 このほまれが遭難のプロ(元軍人の父親にいろいろ連れまわされた結果らしい)だけあって、なんともたくましいのだ。何しろ、トビウオを打ち落としてそれを搾って水分補給、飛んできたトノサマバッタを捕まえて食べてしまうくらいワイルドなのだ。セミはごちそう。でもみんな生なんだよなあ。

 極めつけは、喉が死ぬほど乾いているという紫音に、「目を閉じて口を開けて仰向けになれ」「大丈夫だ出したてなら無菌だから」とのたまう(これは的を外したようだが。)。

 ところで、サバイバルで大切なことは次の3つだという。
1.適切な体温の維持
2.飲み水の確保
3.食料の確保

 この漫画を読んでおけば、遭難したときに生き残る確率が上がるのではないかと思う(別に遭難したくはないが。)水の得方、食料の調達法、火のおこし方等よく分かる。

 でもこの1巻の時点で10日以上経っている。その間同じパンツ(おまけにJKらしく色は白)を履いている。そこかしこで、それが見えるシーンがあるが、10日も履いていれば現実的には、色々まずいことになっていると思う(もっともそれを好む方もいるかもしれないが(笑))。

 この巻の最後に、「あたしたちって ウ●コはどうしてんの!?(設定上)」というもっともな疑問が明日香から、呈されていた。昔アイドルはウ●コしないということが言われていたような気もしたが、実際に遭難すると極めて切実な問題だろう。それに対してほまれの回答は「2巻でしっかりさせてやるから それまでは気にするな!!」とのこと(オイ!)。

 ところで、この漫画7月からアニメ放映されるようだ。こちらの方でも視れるかな?

※初出は、「風竜胆の書評」です。




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イノシシの被害

2019-03-14 11:53:33 | その他



センサーライト 人感 ソーラーライト 屋外 防水 60LED 3面発光 270°照明範囲【改良版 2個セット】 ガーデンライト 3つ知能モード 太陽光発電 庭 玄関 駐車場 通路 小型 防犯ライト
クリエーター情報なし
Yacikos


 実家の管理のために帰省してびっくりした。我が家の花壇が掘り返されてむちゃくちゃになっているのだ。どうもイノシシがやったらしい。近所の人の話では、夜中に音が聞こえたという。

 いくら田舎にあるといっても別に今テレビ番組で話題の、山の中のポツンと一軒家というわけではない。このすぐ下に人が常時住んでいる家がある。私もイノシシがここまで下りてきたのは初めてだ。おそらく山の中に餌がないので降りてきたのだろう。掘り返したのは花壇などの土が多少柔らかい場所。特に何かを植えているわけではないが、山芋のつるがあったので、おそらくそれを狙って掘り返したのだろう。

 多少なりとも抑制になるかもしれないと思い、手持ちのセンサーライトを設置したが、これは充電と電池の併用のため、肝心な時に電池切れになっているかもしれない。ということで、アマゾンで、太陽光充電方式のセンサーライトを注文した。

 


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書評:今まで一度も女扱いされたことがない女騎士を女扱いする漫画(2)

2019-03-14 08:14:47 | 書評:その他
今まで一度も女扱いされたことがない女騎士を女扱いする漫画(2) (シリウスKC)
クリエーター情報なし
講談社

・マツモトケンゴ

 腹筋女子に萌える漫画の第2弾。この漫画の特徴を一言で言えば、腹筋女子と筋肉女子萌えの魔法使いのラブコメ。

 ヒロインはレオ・コルネリアという女騎士。「無敗の聖剣」という二つ名を持つ。通称は「聖剣様」。そんなレオに魔法使いのフーリー・デントが恋をした。このフーリー、女子の筋肉に萌えるという変わった性癖がある。おまけにシスコン(妹のアンリは武闘家でブラコン)。でも選ばれた者しか使えないという回復魔法を使えるので、腕は確かなようだ。ただし肉弾戦はとっても弱い。

 この物語は、これまで一度も女扱いされたことがないレオに対して、フーリーが好きだ好きだと言い続けるというもの。レオもどんどんフーリーのことが気になってくる。2巻目では、ますます女騎士のポンコツ度がアップしているが、それがなんとも可愛らしいのだ。もちろん、女騎士の決まり文句?「くっころ」もある。

 1巻の終わりで、謎のダークエルフが出てきたが、こんなオチなのか。それに聖剣さまのライバルかと思った「狂剣様」という女剣士。目つきが悪く、あれは戦闘狂の目だと言われていたが、実は極端な人見知り。聖剣様大好きでがんばって来たらしい。

 2巻目ではレオとフーリーの間は1巻よりも接近したような気が。この2巻ではレオとフーリーに友人が増えた感じかな。この巻も最後は敵らしき夢魔が登場して続きが気になる。まさか同じようなオチはないよね。

☆☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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ごぼう唐揚げうどん

2019-03-13 09:00:00 | 旅行:山口県


 新山口駅の新幹線改札を出たところにある待合室の奥にある「味善」という店で、「ごぼう唐揚げうどん」を食べた。昔戦時中に捕虜がゴボウを食べさせられたのを木の根を食べさせられたという話を聞いたことがあるが、けっこういい食感でなかなかうまい。
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書評:感動を創造する海外添乗員で世界すべての国に行く働き方

2019-03-12 18:53:45 | 書評:ビジネス
感動を創造する海外添乗員で世界すべての国を行く働き方
クリエーター情報なし
セルバ出版

・梁瀬昌宏

 本書は世界170カ国を添乗員として訪れたという著者が、自分の体験、添乗員になる方法、添乗員の魅力や心構えなどを綴ったものだ。

 海外添乗員はいろいろな国に行けて、そのうえ給料までもらえる。実際にはいろいろと厳しいこともあるのだが、世界をあちこち回るのが好きな人にはなんとも魅力的な仕事だろう。これは60台後半になっても年間250日の海外添乗をこなしている浅野さんという方のコラムに書いてあるのだが、若ければめちゃめちゃもてるらしい(笑)(p88)。

 本書にはツアーコンダクターの資格として「旅程管理主任者」という。これは3日の研修を受ければ、合格率90%以上で簡単に取得できると書かれていた(正確には+実務経験)。実は私は「国内旅行業務取扱主任者」(現国内旅行業務取扱管理者)を試験で取った。これは旅行業務に関するお目付け役のような資格で、営業所毎に法に定める通りに置かなければならないようだ。

 一方「旅程管理主任者」とは、旅行業法が改正されたときに定められた資格で、これがないと添乗はできない(サブで添乗する場合を除く)ということなのだが、言葉が似ているのでなんだかややこしい。ただ私の場合は旧旅行業法での資格を取ったので、研修は終了しているとみなされるようで、後は実務経験を積めば晴れて国内旅行に限り添乗できるのだが今のところその予定はない。

なにしろ、この本には、
<海外添乗員に向いているのは、お世話好きな方です>(p66)

とか
<添乗員は、いわば現役アスリートのようなものです。勿論、本当のアスリートの方とは違いますが、体力がないと添乗はできません。この10年、毎年1回はフルマラソンに参加しています。>(p83)


なんて書かれている。この時点で、自分には添乗員の仕事は向かないことが分かる(笑)。

 また、海外添乗員になるためには、英語は必須ではないらしい。
<意外のようですが、英語が全くできなくてもお客様の心を掴む添乗をしている添乗員が多々います。>(p68)


 これはお客様と話すときに一番使うのはやはり日本語だからということのようだ。しかし、トラブルを考えると英語ができるに越したことはない。次のページにもあるように、添乗員が一人で業務するようなケースだとトラブル処理は添乗員がすべて英語でこなさなければならないからだ。(p69)

 本書は添乗員としての仕事などが記されており、旅行が好きで添乗員を目指している人には大いに参考になるだろう。また、添乗以外の仕事を目指す方にとっても参考になるところは多いと思う。

☆☆☆☆

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はんなりギロリの頼子さん 1,2

2019-03-12 11:58:13 | 書評:その他
はんなりギロリの頼子さん 1巻
クリエーター情報なし
ノース・スターズ・ピクチャーズ
はんなりギロリの頼子さん 2巻
クリエーター情報なし
ノース・スターズ・ピクチャーズ

・あさのゆきこ

 主人公は新堂頼子という、生粋の京美人。ちなみに、バツイチ。そして煙草屋の看板娘(私は煙草を全く吸わない(むしろ嫌煙)ので、あまり気をつけてはいないのだが、まだ煙草屋ってあるんだ。)。

 でも京都人特有の「イケズ」とは全く無縁だ。むしろそういう京都人を嫌っている。なかなか親切でお人よし。目つきが悪いのが球に傷。ギロリとされると、たいていの人は怯む。ちなみに、目つきがそっくりの兄がいる。この作品はそんな頼子さんの日常を描いたものだ。もちろん京都の見どころも織り込まれている。

 大学・大学院と六年も京都にいたのだが、実はあまり京都人というのを知らない。知っていたのは、住んでいた学生アパートの大家と同級生(電気系だけで120人くらいいるはずだ)が一人くらいだ。これは外国からの留学生よりも少ない。

 大学の同級生にも殆ど京都人はおらず、大阪や名古屋の人間が多かった。なんでも、学力の関係で私の大学には京都の高校からは進学できなかったらしい。どうも「十五の春は泣かせない」と言った某革新知事の影響のようだ。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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書評:我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち

2019-03-11 09:39:24 | 書評:学術教養(科学・工学)
我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社

・川端裕人、(監修)海部陽介

 このメインタイトルだけを見て、まず思ったのは、宇宙人に関する話題だろうかということ。オカルティックなものは別にして、現在のところ地球以外に人類がいるという明確な証拠はない(いないという証拠もない。もっともいないことを証明するのは「悪魔の証明」になる。)。しかし、副題と表紙イラストを見て、ああこれは人類学のことだなと思い当たった。

 かって人類は、猿人⇒原人⇒旧人⇒新人とリニアに進化したものと思われていた。しかし今では、人類はいわゆるホモ・サピエンス以外に多く表れ、現在残っているのはホモ・サピエンスのみだという見解が優勢のようだ。

 本書はアジアを舞台に、主としてジャワ原人、フローレス原人、澎湖人について解説されている。ジャワ原人は、私が学生のころはたしか「直立猿人」つまり「ピテカントロプス・エレクトス」と呼ばれていたと思う。今では「ホモ・エレクトス」と呼ばれているようだ。フローレンス原人は成人でも身長1m程度しかないという原人。澎湖人とは台湾の海底から引き揚げられた化石から判定されたもののようだ。

 実はかって存在した人類は、混血することにより今の人類の中でも生きているという。実際ネアンデルタール人などは、現生人類に続くクロマニヨン人と混血していることが分かっている。

<ぼくたちはぼくたちだけだと思っていたら、ぼくたちだけではなかった。ぼくたちの中に彼らはいて、ぼくたちの一部である。そのような可能性を感じるだけで、自分自身も、ホモ・サピエンスという種も、限りなく開かれた存在に思えてくる。>(p271)

 私たち現生人類以外に多くの人類種がいたというのは極めて興味深い。もし彼らが進化して生きていたらと思うとちょっと残念かな。もしそうなら異世界ものにあるような多彩な人類がいるに違いない。獣人はちょっと無理だと思うが、エルフとかドワーフとか・・・。人類学に興味がある人に一読を勧めたい。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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放送大学新垣ゼミ出席

2019-03-10 20:50:00 | 放送大学関係
幸せとお金の経済学
クリエーター情報なし
フォレスト出版



 今日は、放送大学広島学習センターで開催されている新垣ゼミに出席した。内容は、上記の「幸せとお金の経済学」の輪読。一応、今日でこの本は終わり。新学期から新しい本を使うということだが、残念なことに次回予定日は放送大学の面接授業と日にちが重なっているので、出席できない。行事はできるだけ重ならないように配慮して欲しいものだ。

 本のレビューはこちらに。⇒幸せとお金の経済学(「風竜胆の書評」にリンク)

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