女子高生×バイクというあまり見ないようなコンセプトのこの作品もこれで10巻までレビューしたことになる。本編は15巻まで出ているが、派生している作品も結構あるので、まだまだ先は長い。丘乃上女子高等学校のバイク部を中心とした話だ。2年生では、主人公の佐倉羽音、天野恩沙、鈴乃木凜、三ノ輪聖、1学年下の中野千雨、そして年齢不詳で、いったい何回留年しているんだと思う来夢先輩。ちなみに、凜は正式なバイク部員ではないが、よく彼女たちといっしょにいる。また、バイク部の面々と、「チーム・つまさきだちスタイル」を結成している。
羽音、恩沙、凛、来夢はそれぞれ、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのバイクに乗っている。聖は、いろいろ変遷はあったものの、お金持ちのお嬢様らしく、最後はドカティで落ち付いたようだ。
9巻では、バイク部+凛を2チームに分けて、7時間耐久レースに出場する。羽音、聖、千雨で1チーム、来夢、恩沙、凛でもう1チームだ。後者のチームでは、走る順番を決めるために、恩沙と凜が公衆の面前で相撲を取っている。これには笑ってしまった。果たしてレースの結果は?
10巻で笑えるシーンは、バイク漫画が描きたいと言っていた、聖のクラスメート。なぜか、バイク漫画のはずが、BL漫画になっていた。それからなぜか、羽音と凜が80年代にタイムスリップする。そこで凜は子供時代の大好きな父親(凜、少しツンデレなところがあるがええ娘や!!)と出会う。
笑えるシーンも結構入っており、楽しい漫画だ。また可愛らしい少女たちとバイクを組み合わせたというのもなかなか斬新だろう。
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