チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

栗と鶏のシチュー

2013年04月13日 | 料理

曇り、17度、64%

 香港は亜熱帯です。ややはっきりしない四季があります。地元で採れる野菜や果物も、日本のように季節感あふれるものではありません。例えば、タケノコも一年を通して、市場で売られています。栗だって、真夏を除いて皮付きの栗があります。実際に生っているところを見るわけではありませんが、冷蔵保存で一年中出荷などと言う、日本のようなハイテクは存在しないようです。

 今回使った栗は、そんな香港の栗ではありません。 フランスのすぐに食べられるようになった真空パック入りの栗です。500g入り、250gがふたパック入っています。春先に栗なんて買おうとは、私なら思いません。しかも随分のお値段です。当然これを買ったのは、家人。支払いも家人ですが、これを使って料理するのは私だとは、すっかり忘れていました。私が思いつくのは、栗のお菓子ばかりです。なにか、料理を作って、とご希望の家人。そう言えば、フランスの煮込み料理にブタと栗を使ったものがあるのを思い出しました。フランスだって栗は、秋の産物です。正式なレシピによると、豚肉と栗、山のように一杯のきのこを使うと書かれています。きのこまで入れると、まるで秋の一皿になります。そこで、ブタを鶏に代え、きのこを省いて作ってみました。

  フレッシュなハーブをガルニして、よく脂を落とした鶏肉とワインで煮始めます。栗は、そのままでも食べられるようになっているので、最後に加える事にします。コトコトと、1時間以上煮ます。 本を読んでいても、お昼寝をしていてもガスのことを気にしなくてもいいように、フィンランドからやって来たトナカイさんに、煮こぼれ防止の番をしてもらいます。

 味付けは、我が自家製デミグラスソースです。日本の煮物、中華の煮物と違って、洋風な煮込みものは家の中のにおいがぐっと良くなります。きっと、お醤油を使わないからでしょうね。最後に、栗を加えて塩こしょう。

 この栗は、ホックリした栗ではありません。お豆にも2種類あるように、小豆タイプではなく、黒豆のような食感です。栗の甘みが全体に拡がっています。 一晩置いたせいもありますが、鶏にも栗にも、ソースの味が馴染んで、上出来です。

 あと半分残った栗、さて何に使いましょうか。

コメント
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