晴れ、21度、94%
香港島と、中国に陸続きの九龍サイドを結ぶのは、スタフェリー、3本のトンネル、地下鉄があります。ほんの目と鼻の先、それでも橋はありません。珍しく午後から晴れた昨日、九龍サイドに用事がありました。地下鉄で行くつもりが、お天気に誘われてスターフェリーに乗る事にしました。
こんなに狭いビクトリア湾の埋め立てで、2006年10月を持って香港側のスターフェリー乗り場は海に突き出たところに移転しました。おかげで、我が家から20分近くのかかるようになり、よほどお客様のご案内のとき以外はスターフェリーを使わなくなりました。
一般の下層席、ちょっとお値段がいい上層席。私は海に近い下層席です。このビクトリア湾、ちっとも海の匂いがしない海です。 スターフェリーの中で働くおじさんたちは昔からこのセーラー服です。あら、私の高校の時のセーラーのように星が付いていますね。この狭いビクトリア湾をいろんな船が行き交います。
これは水上警察の船です。密入国、密輸の取り締まりにパトロール中でしょうか。
大型の旅客船は九龍サイドのドックに停泊します。
スターフェリーは、ずっとこのグリーンとホワイトの2色がシンボルカラーですが、奥の船のように広告船は彩り豊かです。
船から九龍サイドの船着き場を見ると、 時計台が見えます。昔の九龍鉄道はこの時計台のところが始発だったそうです。今は、やや東寄りに移転しています。空港がランタオ島に移転して以来、九龍サイドにも、高層ビルが建てられ始めました。こうして時計台を取り巻く景色も、年々変化して行きます。
思ったより早く用事が済んで、帰りもスターフェリーに。 九龍サイドの乗り場は昔のままです。この暗い待合室、香港の昔のにおいが漂っています。突き当たり海に面したところはお手洗い。
九龍サイドから香港島を眺めれば、 一番高く見えるIFC のビルの後方、山の斜面にモモさんがグーグーと昼寝をしている我が家のビルがあります。
片道10分足らず、片道25円ほどの船賃、久々に旅行気分を味わいました。