曇、20度、100%
ここ数日、香港はちょっと物騒な天気です。雷、大雨、挙げ句はヒョウが降ったそうです。この時期にヒョウです。しかも、大粒のヒョウで、ショッピングモールの天井のガラスを壊したとニュースでは伝えていました。なんとそのヒョウが隣接の中國シンセンでも降って、主人の会社の車のガラスが割れたのだそうです。香港島はヒョウは降らなかったのですが、私が20数年前にヒョウにあったのも、被害のでたショッピングモールのある近くでした。でも、12月の寒い時期、こんな20度近い天気の日ではありませんでした。それに、大雨、雷だって真夏の香港の名物で、やはり時期外れです。異常気象でしょうか。
狭い香港ですから、気象庁からでる天気状況はひとつだけです。島を含めて南から北に拡がる香港では、地域によって天気の差がでます。昨日の10時前の私の携帯に送られて来た気象庁の天気状況は、見出しの写真です。雷注意報、大雨注意報、季節風注意報。その時の我が家から見た外の風景は、 こんな状態です。このすぐ後に大雨が来ました。気象庁からは、地滑り注意報も出ました。昨日で3日目。毎日こんな状況です。土曜日は、運転中にこの雷、大雨に出会いました。山沿いの片側一車線、ワイパーを一番強くしても、前はうっすらとしか見えません。雷と風の音で他の音も遮断されています。前の車のテールランプすら見えません。心細いのですが、勝手知った道です。それに、私だけじゃなくみんな見えないのよ、と開き直っています。そうは言っても、家に着いた時は、ホッとしました。集中的に降る雨ですから、せいぜい長くても2時間で上がります。
香港の注意報の出し方もここ数年で随分変わりました。20年以上前は、台風の注意報が5段階で知らされるだけでした。それが、大雨で流されて亡くなる人もいます。大雨注意報が3段階に分けて出されるようになりました。香港は地盤が岩石だそうです。大雨が来ると、雨水は土に吸い込まれずに岩肌を走って川や滝のようになります。土曜日の運転中も、滝のように落ちる水の中を2カ所通過しました。当然、坂道は川のような水が流れます。歩く人にとっても危険です。
台風の注意報の10や8、大雨注意報の黒雲がでると、一斉に街は停止します。公共機関、学校、会社は休み、公共交通機関も止まります。バスやフェリーばかりではありません、タクシーだって一台も通っていません。でも、そんな注意報がでるのは、6月以降、真夏に限っていました。
昨晩のテレビの天気予報、香港の上に前線が停滞したままです。 昨日の午後の気象庁の天気状況です。今もこのままです。夜中、光っていた雷が今は見えません。雨もほとんど降っていません。ヒョウばかりか物憂い天気です。
さて、雨が止んでいるうちに、モモさんと散歩に出かけましょう。