曇、22度、97%
4日ほど家を空けました。冬と違って、新芽が出たばかりのハーブの水遣りなどが、家を離れていても気になります。それにもう一つ、ひと月前から3年ぶりにつぼみを付けたアマリリスです。この家に越して来た2000年に買い求めた球根ですから、14歳。6歳頃から毎年咲くことはなくなりました。鉢から引き上げることもなく、冬場は水遣りもしません。それでも、春になるときれいな葉っぱがすっと伸びてくれます。自分の横腹にちいさな球根を付けて、子供も孫も出来ました。子供も孫も独立させて、今年は、一人で春を迎えたアマリリスです。身軽になって、花をつける余裕ができたのでしょうね。
主人など花が咲いても見る人ではありません。私の留守にモモさんの子守りに来るお手伝いさんだって同じ事。それでも、家の中に入れて出かけました。花だって誰かに褒められたいでしょうからね。若いころは4つ花をつけていました。今年は2つです。 まだ、友人が沢山香港にいたころは、今年は何個花をつけたか競っていました。概ね、ピンクの方が花数が多いようですが、大輪となると赤に限ります。花数が多い時は10日近くも咲き続けます。大きな花弁にながいながいおしべ。ということはアマリリスは実を付けるのかしら?と疑問に思いながらも、いつも球根の為を思って、花が済むと茎からばっさりと切り落とします。
逆光で見ると花弁が透けて見えます。シルクの優しい生地のようです。見てやること、声をかけてやること、花もそれに応えてくれます。大振りな花よりちいさな花が好きですが、大振りな花は心の扉をばっと開けてくれるような明るさを持っています。次に咲くのは何年後?答えてはくれませんが、必ず花をつけるでしょう。
余談ですが、昨日の朝の散歩で蝉の鳴き声を聞きました。ジ~、、、、ジ~、、、、、。まだへたくそです。例年より2週間近くも遅い初鳴きです。来月に入るとそれはそれはうるさいほどに、上手な鳴き声です。香港、夏に片足を入れたところです。