チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

電化製品のマニュアル

2014年04月08日 | 香港

小雨、19度、90%

 先日、掃除機を買い替えました。フランスのメーカーですが、作られているのはきっと中国に違いありません。香港で電化製品を買うと、ものすごく分厚いマニュアルがついてきます。たとえば、ひげ剃りのような小さなものにだって、かれこれ5センチの厚みがあるマニュアルがついてきます。会社によって違いますが、5、6カ国語以上で書かれています。中国語は2つ、マンダリンと広東語。英語に、アラビック語、フランス語にドイツ語。韓国語にスペイン語。日本語だけはお目にかかりません。パナソニックの製品だって、なぜか日本語のマニュアルがついていません。分からないものは邪魔なので、潔く英語のところだけ抜き取ります。

 この掃除機のマニュアルは、フランスで作られたものらしく、一番最初はフランス語のマニュアルから始まっていました。掃除機のマニュアルなんか読まなくったって、使えますからそのままにしてありました。昨日、ヒョイと取り上げてめくってみると、一面図解がされています。使い方のイラストです。言葉での説明なしのイラストマニュアル。これはいいわ、どんな人にだって、イラストなら万能言語です。写真でなくて、手書きっぽいイラストなのがなんだか好感が持てます。

 見開き2ページのコマイラスト、面白い2コマを見つけました。

  スイッチを入れる。

  コードを巻き返す。

 掃除機本体の後部にある2つの大きなスイッチ。その使い方です。ご覧のようにハイヒールでポンと押さえつけています。この2つしかないスイッチ、確かに大きなサイズです。以前の掃除機に比べたら、5倍もあるでしょうか、でも、何ら疑問も抱かずに使っていました。ハハーン、そうか足でおすのね。と納得です。

 実は我が家は、靴のまま家の中で生活をしています。靴を脱ぐのはそれぞれベットに入るとき、もちろん、スリッパはありますから、疲れた足を休めたければ、スリッパに履き替えますが、基本靴を履いたままです。30年近くそういう生活をしてきましたが、未だかつて、こんな私ですら掃除機のスイッチを足で入れることは思いつきませんでした。コードを巻き返す時など屈んで指で押します。

 この絵を見た分かりました。どうもスイッチの力の入れ具合がうまくいかないのです。指で押す、足で押す、圧力のかかる面積が違います。全くもって生活習慣の違いから来る、些細な相違です。

 きっと、フランスだってみんながみんな、足でスイッチを入れているわけではないでしょうが、そんな様子を想像すると楽しくなります。

 大丈夫、私は日本人です、足でスイッチを入れたりしませんから。

コメント (2)
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