曇、7度、47%、東京
デンマークの雑貨屋さんのFLYING TIGER、大阪に次いで東京にもお店が出来たと聞いていました。雑貨屋さんといっても大規模なチェーン店です。何かのニュースで、連日の行列の様子を伝えていました。漠然とIKEAのようなお店かなと想像していました。と言っても、さした興味もなくお店がどこにあるかも知りませんでした。2月に帰国した折、帰国の度に立ち寄るお店に急いでいました。大雪の後で、寒い日でした。大通りから角を曲がると、この一帯は住宅街の中にもお店が続きます。お昼時でもないのに、人の行列です。確か、以前パンを主体にしたレストランがあったところです。寒いのにバギーで赤ちゃんを連れた若いお母さんの姿も見えます。主に行列を作っているのは若い女性です。人の行列を見ると興味がわいてくる私ですが、その行列、思わぬほど長い列です。何のお店かよく解りません。並んでる方に聞くと、「FLYING TIGER」とおっしゃいます。行かれたら分かりますが、派手な看板でなく、黒地に白抜きのちいさな看板です。ふーんと、横目でいつものお店に向かいました。
昨日は、半袖でもいいほどのポカポカした陽気の東京でした。また、いつものお店に向かいます。大通りを折れると、なにげに目が「FLYING TIGER」の方を見上げます。お店の方に上がって行く人の姿は後を絶えませんが、行列はありません。北欧の雑貨となれば、やはり興味があります。小走りで入り口に向かいました。
入り口の整理をしているおじさんに、「右回り一列でお進みください。」といわれます。さほど広くもない店内、品定めをする人たちが、一列ですがすごい数です。
入り口付近は、もうすぐ来るイースターのうさぎの人形や卵の置物が。若い女性の方達、かごにポイポイ商品を入れています。それもそのはず、お値段が随分お安く思います。一列行進、もう戻って来れないかもと思う私も、まずかごに品物を入れて置きました。
小物ばかりの雑貨です。色目はくっきりはっきりの北欧調、ちょっとチープな感じが否めません。それでも、季節のもの、長く使うものでなければ充分に楽しめる品揃えです。
レジに並ぶ前に、かごのものを整理しました。求めたものは、たった5点。
見出し写真の、底を押すとカクッと倒れる木の人形。高さ10センチほどです。
バスルームのタイルに貼るアヒルのシール。ヨーロッパタイプの大きなタイル用です。
ペーパーナプキン、2種類。左のものは、私用。はい、ほか全てはお孫ちゃんにお土産です。レジで入れてくれたのは、 こんなビニールの袋です。ひとつひとつの値段は忘れましたが、5点で1000円だったと思います。確かに安い。
明るい色のものは、気分まで明るくしてくれます。お安いので、皆さん大量に買って行かれます。一時的には可愛い小物たち、飽きてしまえば食器なども捨てるのかしら?と考えてしまいます。
洋服がファーストファッションといわれ始めて、随分経ちました。安く手に入れて、飽きがくればまた買い直す。いい物を長く使う、やっと買ったものを大事に使い続ける、そんな消費生活がだんだんと廃れて行っているように思います。しかも、日本ばかりか世界中が同じ傾向です。明るい家の中は好きですが、ほんとに欲しいものをお金を貯めて買う、そんな良さも忘れて欲しくないと思います。