雨、21度、89%
香港の野菜事情、生で食べる野菜は、果物や花同様輸入物が主流です。オランダ、アメリカ、ケニヤからやってきます。最近やっと新界や離島で水耕栽培の野菜が作られるようになりました。それでも、その野菜の品質にばらつきが多く見られます。出来るだけ近くで作られた野菜を食べたいものです。出来れば、おいしい野菜を。
先日、九龍サイドの花市に行ったおりに、野菜の種を売っている店に水耕栽培用のキットのようなものが売られていました。 HYDRO-DOME、レタスの促成栽培が出来そうです。随分迷った挙げ句に買ってみました。
こんなスチールウールのようなブロックに種を植え付けます。 種と肥料のようなものも入っています。 このようにポンプを使って下の水槽部分に空気を送り込むようになっています。一日に2度ほど、この空気を送り込む作業をします。
こうやって用意しながらも、なんだかおもちゃ売り場にある「なんとかのお家」みたいだわねと思います。帰宅した主人、説明書やら箱書きを見ていました。しばらくしたら笑いながら手招きします。ここ見てご覧。 箱の裏書きの下の方、AGE+12。あー、やっぱりおもちゃでした。ちょっと大きい子供たちに野菜作りの面白さを広めようというのでしょうか、それにしても、このアメリカのおもちゃにまんまと乗って、真剣に野菜作りを考えていた自分がおかしくなります。私、確かにAGE+12です。
小学校の頃の「科学」の付録よりはよく出来ています。月一回学校で買う「科学」。なんといってもあの付録を家に帰って早く作りたかったことを思い出しました。あの頃から、もしかしたら少しも変わっていないのかもしれません。ちょっと高い買い物をしてしまいましたが、ここしばらくこのHYDRO-DOMEで野菜を作ってみます。