チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

桜の和菓子

2014年04月06日 | 菓子

曇、20度、89%

 日本中がさくらさくら。強い春の嵐で桜が散ったとか、今年のしだれ桜は見事だとか、ありがたいことに、日本中の方のFBでその桜の様子を見せていただいています。しかも、その多くは桜とパグが写っているという特別バージョンです。こんなに、ひとつの国がひとつに花に思いを寄せる国が、日本以外にあるかしらと、日本人のなんと一途な気持ちを感じます。

 日本を離れて30年近く、桜を思う気持ちが以前に増してきました。私の年齢のせいもあると思います。若いとき息子の手を引き、テツという名の犬を連れて、毎日毎日桜並木の下を通っていたころは、こんなに桜への思いがなかったようです。歳をとることの良さを今更ながらに思います。

 香港だって、緑の若葉に花の季節がやって来ました。それでも、うすべにいろの花への思いは心の隅にどっかと座っています。そんな思いで、この時期には桜の和菓子を作ります。

 やっぱり桜餅! 関西風、関東風とあるそうですが、道明寺粉を使うこの桜餅が好きです。季節に関係なく、この桜餅は急に食べたくなる和菓子のひとつです。夕方の風の匂いに桜餅を思うことすらあります。きっと、香り高い葉っぱのおかげです。沢山の方が桜の木の下のパグの写真を見せてくださいました。お礼に、 横を向いていますが、まさに桜餅に引き寄せられたこの方、モモさんです。左手が出ていますが、決して自分では手出をしません。じっとひたすら、いただけるまでお待ちになっています。

 この時期の和菓子は桜一色、桜花をのせたお饅頭、山桜に見立てたきんとん。練りきりで、桜を作ってみました。 色付けも、形作りも、難しい。もう少し優しい紅色にしたかったのに、あら、なんだか桃色になっています。それでも、口にする桜は、目にも楽しいお茶のお供です。

 あと二晩寝ると、昔見慣れた桜の元へと出かけます。少し、私の為に桜が残っていますように。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする