蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

キラキラすぎて、目が開けられない・・・

2011-03-03 | 趣味

社交ダンスのクラスメートの女性。
年齢は、おいくつかな~?? 
少なくとも60歳は越えておられる。

お金持ちなんです。
趣味は、社交ダンスのほかに、ゴルフ。
この冬には、イギリスにゴルフに出かけられていた。

社交ダンスを始める前は、まったくお化粧もしなかったから、顔の前も後ろも真っ黒だった、
と、ご本人が言っておられた。
(わたしが、言ったのではないですよ~)

今でも、発表会以外の時は、ノーメーク。
シワとシミ、そばかすと、色黒は、正直にそのまま、包み隠さず。
勇気がある(あるいは、気にしない)、ナチュラリストだ。
(わたしも、ノーメークのときは、決して人のことは言えない)

真っ黒な髪は、まっすぐ、おかっぱ。

レッスンの度に、服が違う。
スカートはお好きでないようで、パンツを愛用され、いつも黒、ストレート。オーソドックスなもの。
上半身は、いわゆるダンスウエアではなく、通常の、お出かけオシャレ着を、
ダンスレッスンのときに、着ておられる、という、合理的な着回し方。
(本人曰く)普段着だそうだが、なんのなんの、ディテールにまでこだわった精緻な作り、
お値段もきっと、そこそこするだろう。

身長は、おそらく152センチぐらい?(テキト―)
小柄で、中肉。

それが、どうした?!!
と、読んでおられる方は、イライラされていることでしょう。
いえべつに・・・つまり、60歳を超える、普通の方なんです。

その方が、昨日、発表会用のドレスを先生から譲り受けて(下取りするつもりで)、
その場で試着されていた。
春にちなんだ、やさしいピンクに、黄色が少し部分的に重なった、
桜イメージのドレス。

ドレスはとってもかわいいんだが、
そして、先生も小柄、その方も小柄、なので、サイズ的には、ぴったりだったんだが・・・。

うーーーーーーーん・・・

その場にいた、ほかの生徒のみなさんは、
「よく似合う。ぴったり。ステキ。かわいい」と絶賛。

彼女も、鏡に映る姿をまじまじご覧になり、「これ、いただきます」と即答。

先生は「値段も聞かないで、いいの?」とはおっしゃっていたが、
おそらく、アタマの中では、そろばん(電卓)ぱちぱち、いくらにして売ろうかな・・・
なんて、考えているはず。

夢を売る、夢をかたちにして表現する、社交ダンスという、このジャンル、この業界、
お金持ちを食い物に(聞こえが悪すぎた)、いえ、お金持ちと、相思相愛で、経済の活性化、
シニアビジネス、ぴったんこ、花盛り。

相続税もまた高くなる。
お金持ちのお年寄りは、国にまき上げられるぐらいなら、
子供たちが親の遺産をあてにして、怠けるんなら、
どうせ墓場に持っていけないんだったら、
生きているうちに、元気なうちに、足腰立つうちに使わにゃあ・・・と。


サイズ的には確かに合っていた。ぴったり。
ドレスは、本当に可愛かった。
彼女の顔が、あのドレスの首の真上に、ちょこんと乗っているんだが、
その首のところに、なにか、真横に筋でも行ってないか、よーく目を凝らして見てしまいそうになるほど、
とってつけた感、一体化してない感を感じてしまった、わたし。

これは、アタマではなく、勝手に感性が感じてしまったことなので、お許しいただきたい。

もし、けしからん、とすると、わたしが、文字にして(ネタにして)アップすることが、
けしからんかも知れない。

発表会当日は、お化粧を施されるので、素顔ではないから、
黒いお顔は、いささか白く変色されているとは思うけれど、つけまつげがすごいので、
(前回の発表会の時も、そうだった)、まばたきすると、ばちばちばち、と、風と音がしそう。
ご本人も、普段つけなれていないものを目の周囲に貼りつけるので、違和感があり、
まぶたが重そうだった。

あのピンクのドレスを着られて、また、あの、二重つけまつげをされるのかな?
春は、すぐそこ。


ちなみに、もっとも恐ろしいのは・・・・・
その発表会に、わたしも出るってことです。


同類相憐れむ・・・・・おなじ穴のムジナ・・・いろんなフレーズが次々と・・・

というか、自分では、同類でないと思っているところが、
とてつもなく、客観性欠如、勘違いしているところだろう。

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トップ写真は、イメージです。
実物は、プロ着用のドレスなので、もっとオリジナリティがあって、
 ステキです。