ここのところ、日本の危うさをしひしひ感じて、怖い。
被災地の人々も、想像を絶する困難を強いられているが、
原発事故が、目に見えないカタチになって、その恐怖がじわじわ押し寄せる。
新聞やテレビでは、連日、被災地の悲惨さを伝えるが、
週刊誌の見出しは、もっとショッキングな怖いフレーズが並ぶ。
なかには、こういう事態に、こういう切り口の記事は、慎むべき、と感じるようなものもある。
がんばれ日本、がんばれ東北。
この想いは、熱く、支援も多いが、物資の輸送は混乱をきたし、
被災地の各地には行き届いていないのが現状のようだ。
風評に惑わされてはいけない。
が、日本から出国した人は、他国への入国時に放射能検査チェックを受ける人もいるとか。
(任意で、らしいが)
中国政府は、原発事故を受けた措置として、被災地にいる中国人の帰国準備を進めているとのこと、
世界、特に周辺国は、原発事故に対して、警戒を強めているようだ。
東京電力や関係される皆さんの懸命な事後作業にもかかわらず、
このまま、どんどん原発が深刻な状況になったら・・・
計画停電の影響で、生活が不便、という、そんなレベルでおさまらない、
もっともっと事態が悪化したら・・・愛する日本の地が、放射能で汚染されたら・・・
自国だけでなく、世界にも、迷惑をかけたら・・・
そんなことを考えていると、どんどん不安になる。
政府は、否定に躍起だが、原発事故対策の初動ミスも指摘され始めている。
真相のほどは、まったくわからないが、
東京電力、昨日は、ストップ安。
値がつかないほど下落。
今、ようやく値が定まったようだが、まだまだ、この先は不安だ。
よく知らないで、週刊誌の見出しに踊らされるのは、愚かなことだ。
だが、最悪の事態を仮に想定し、冷静な目を持つのも、方法のうちのひとつだ。
最悪でなければ、それでよし、
最悪の場合は・・・???
わたしの豆腐のような、やわらかアタマでは、考えが及ばない。
一日一日、見守るしかない。
日頃、あまり意識して感じない日本への愛着、故郷への想いが、
急に上昇したような気になった。
頑張ろう。
日本人。
わたしたちの国。
大ピンチ、大打撃だけれど。
頑張るしかない。