地震発生の11日、
当日、丸の内から区外の住まいまで、20キロ以上、5時間強を徒歩で帰った長女。
日本の中心部・中枢のど真ん中で起きた事を体験し、
日本の危うさを身をもって感じたことだろう。
被害の大きい被災地の皆さん方の恐怖や、哀しみ、苦痛は、計り知れない。
今朝、彼女がメールをくれた。
関西にも突然、いつ地震が起こっても不思議はないのだから、
都会にいる時は、避難路などを確認すること。
都心で恐怖を味わった経験からのメールだ。
昨夜、静岡にも震度6強の地震が、起きた。
どこにいても、地震は常に起こりうる。
原発事故の政府発表の対応が、外国から非難を浴びているようだ。
菅首相の「○○から発表があります」とか、「○○が、こう言っています」とか、
他人事のような表現が、特に理解できないと。
原発事故の発表を見ていても、関係者は、隠そうとしている姿勢がうかがい知れ、
その表情もなにかしら、オドオドしているように見える。
病院をはじめとする、救援物資の訴えも、あちこちから上がっているが
なかなか到達していない様子。
報道を見ていると、アタマが痛くなってきた。
自分は被災もしていないのに、
しかも、地震の影響を受けた長女から気づかいのメールが届く、逆・配慮。
今も彼女は、毎日の通勤には支障をきたしていることだろう。
被災地のお年寄りや、乳児、幼児を抱えた方、病気の方、
今後の見通しも立っていないなかで、いまを精一杯生きるというのは、
どれだけ過酷なことだろう。
そういう悲痛な声を感じながら、
その一方で、防災グッズを用意しなきゃ、と、思いつつも、ぼんやり、
人さまのお役に立つどころか、娘さえも励ましてやれない(逆に、注意されている)
なんか、のろのろしている、わたしがいる。