蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

ネグレクトごめんね、でも好き

2019-06-03 | 日々のこと
10年以上前にいただいた、鉢植えのデンドロビウムとシンビジュームを、花が咲き終わった後、捨てるかのように、当時、地面に直植えした。
直植えというよりは、捨てた、に近い。
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけスコップで土を掘って、ポイと置いて、パラパラと軽く土をかけただけ。
デンドロビウムにいたっては、一本一本、茎?を土に挿しただけ。
ほんとうに、ネグレクト。
全く手入れも何もせず。
温室に入れて手厚く育てている人もいるのに。

で、ほんの最近、デンドロビウムが満開になっていて驚いた。
こんなにたくさん、花をつけたのは、初めて。
急に暑くなって、南国生まれの花たちが、勘違いして咲いてくれたのだろうか。
シンビジュームは、もう少しの数、咲いたが今は、残すところ、二つになった。

ほんとうに、花を愛しているの?わたし?
でも手入れもせずにほったらかしのものが、10年以上経って、突然咲くと、期待しない意外なところから、嬉しさが花開く気分だ。

ノイズが、うるさい

2019-06-03 | 趣味
趣味関係SNS。
皆さん、大パーティのデモだの、オフ会だの、遠征だの、華々しく楽しまれている様子。
そのアップされた内容を見れば見るほど、なんだか、どんどん落ち込んでいく。

そんなに派手な活躍が気になるということは、深層心理として、羨ましいのか?
羨ましいわけではない、と自分では思っているのだけれど。
良い気持ち、愉快な気分、晴れやかな心情になるかと言えば、ただただ、なにやら雲が張って雨でも降って来そうな、、、。

わたしがこころに引っかかる(悪い意味で)皆さんのように頑張って、やろうと思えば、似たようなことは出来なくもないと思う。
でも、憧れているわけでも、嫉妬しているわけでも、羨ましいわけでもなく、、、
うるさい。
こころが、ざわつく。
ノイズのもと、消えてほしい。
なら、見なければよいではないか。
わざわざ出向いて見に行く、自分から呼ばれもしないのに、ノコノコと。
怖いもの見たさか。
無視すれば、こころは平坦になれる。
気になるということは、興味本位だけでもない、なんらかの心理状態なのだろう。

そもそも自分とはキャラクターや嗜好が違う。
同じものを目指さない。
だが、では目指したら、同じように出来るかといえば、怪しい。
劣化したクローンより、更に劣化した、まがい物のようなかんじだろう。
能力が及ばないことを先にいち早く察知して、負けるレースには出ないスタンスを無意識に選んだように思う。

能力だけでもない。
気力が及ばない。やる気がない。
エネルギー、モチベーション不足だ。
ハングリー精神ゼロなところに持って来て、承認欲求がない。
そんなんじゃあ、なんの行動も起こせない。
元気な人々を見て、妬ましく思っているだけかなあ、と。

昨夜、NHKスペシャルで、安楽死が取り上げられていた。
尊厳死。
もうこれ以上の上達や発展は望めない、あとは下降するばかりの「趣味」分野=ダンスにおける、一種の安楽死を選んだかのような、わたしである。
自分に最低限ある尊厳を大切にするあまり、元気な(まだわずかに、ほんのすこしだけ残っていると思われる)活力をその交換として差し出している。
現状維持を望み、今後、起こりうる最悪のシナリオを自分で書いている。

最悪の嘆きを受け止めるよりは、最小の諦めで身を守る。
チャレンジしない。トライしない。
身を引いて、自分のプライドを守る。
そもそも、プライド自体がお笑いぐさだけど。

スマホでイジイジ、、、部屋に閉じこもり、丸い背中で、暗い後ろ向きなこころ。
ただし、華々しい人々を逆恨みとかは、絶対にしない。
ただ、目障りなノイズとして現れる。
やっぱり、元気な人々への「やっかみ」かなあ。

眠くなって来た。目は半分以上閉じられている。
キーを打つ手が震える。
スマホを落としそうだ。
おやすみなさい。