メルカリ病、末期症状、ついに最終ラウンドに突入した。
ピンクのドレス、、、まるで阿佐ヶ谷姉妹。
笑えない。
顔が引きつる。
阿佐ヶ谷姉妹が嫌いというわけではないのだが。
お笑い系は大好きなのだが。
阿佐ヶ谷姉妹を侮辱している気持ちは決して決して決してないのだが。
そのドレスを着て会場で踊った時に、もうメルカリから足を洗おう、金輪際、このドレスは封印しよう、と固く思った。
何故あんなドレスを買ったのか?
魔がさしたとしか思えない。
しかも、何人もが手を通して来たであろうそのドレスは、かなり伸びて、だらしなく、ゆるゆるだった。
わたしより、かなり太い人が着たに違いない。
ではあるが、身体にフィットし過ぎて、糸で巻いたボンレスハムぴちぴち状態をさらすよりは、ほんの少しだけマシではあるものの、カッコ悪さはほとんど同じようなもの。
恥ずかしい!!と、心の底から思った。
が、問題は、次に着る時は恥の意識が減少している可能性があることだ。
2度と着ないと固く決意した割に、「次に着る時は、、、」などとさらりとシュミレーションをしているところを見ると、1回限りではもったいない、というケチ根性が無意識に働いている。
2回着たら、3回目も着れて、恥どころか、慣れて、慣れるどころか、馴染んで、新しいわたしテイストに足を一歩、踏み入れているのかも知れない。
阿佐ヶ谷姉妹が決してダメなわけではない。
ほのぼのして面白い。
だが、あのピンクのドレスは、明らかにわたしの目指す路線ではない、、、。
そうこうしているうちに、メルカリで前々から買おうかどうしようかと悩んでいたドレスが値下げ、価格変更され、アップされた。
しかも、前にわたしが値下げをお願いした価格はその時には断られたにもかかわらず、何ヶ月か経っていきなり、その値段で売りに出た。
ここからが、ややこしい経緯になるのだが、話を端折ると、競合女性に打ち勝ったかたちになり、そのドレスをゲットした。
と、ここまではよかったが、、、ふーー、、、(一息入れる)
結果的にはわたしはそのドレスを手放すことになり、まだ手続きは完了されないまま、宙に浮いていて、スッキリしない宙ぶらりん状態で落ち着かない。
元々、ケチがついていた難ありドレスだったのだろう。
縁がないものを無理矢理手に入れようとしても、やはりダメなものはダメ。
1秒もキャンセルが進み、早く手続きが終了となってほしい。
というわけで、壁に激突したような感じで、メルカリ病はとりあえずは小休止となった。
が、また、激突しても大破せずカスリ傷程度で、激突薬も効かず、めきめき回復力で、メルカリ病、再発症となるかも知れない。
パワフルで、しぶとい。
ついつい、メルカリを覗いてしまう。
しかも、ドレスだけではなく、アクセサリーや小物まで。
見るだけなので、今のところは留まっているが。
たぶん、買わないと思う。たぶん。
一つ、買い始めると、わーーっと一気に堰を切ったように買いに走ったら怖い。
わたしがドレス争奪戦に打ち勝った競合女性のように、めまいがするほど買いまくるようになったら、こわい。
(彼女は今回、わたしに負けてタイミングを逃して買えなかったわけだが、今回については正解だ)
阿佐ヶ谷姉妹だ、と騒いでいるわたしは、ここらあたりで止めときなさいという、神さま(何の神様?どこの神様?)からのメッセージを汲み取ろう。
ちょっと頭を冷やしたほうが良さそうだ。