編集画面に現れる、gooユーザー向けサービス、ライトブルーが目を引く「アピールチャンス」。
次から次へとユーザーさんたちの自己ブログのアップが続けられているが、いつも、見るともなく通り過ぎている。たまに気分や写真やタイトルから立ち寄ることがある。
今回、開いてみたのは、毎月、何処かのラグジュアリーな高級ホテルにご夫婦でステイしているレポートブログ。
豪華ぶり、美味ぶり、素敵ぶり、、、万人がいいなあと憧れるであろう夢の暮らし(ステイ)が繰り広げられていた。
こう毎回毎回だと、毎月、いくらの出費かな?と、計算。
この中年のご夫婦は共稼ぎかな?
YouTubeにも同じ内容がアップされているようだけれど、記念や記録、情報の共有、贅沢気分のお裾分けかな?
と思いながら2つほど見た。
お金や時間の使い方は人それぞれ。
ひとつの提案であり、何か楽しいことはないかなあ、、、と思っている人には具体的な欲求喚起のヒントになる。
わたしが思ったことは、、、
このブロガーさん(YouTuberさんでもある)は、もちろんラグジュアリーライフが大好きであるが、同時に記録して公開し、皆んなに見てもらうことにも喜びを覚えておられるようだ。
仮にわたしがこのようなブログをアップするとすると、、、部屋や風景の撮影はまあよいとして、食事の撮影には今のわたしは抵抗を感じながら、身を小さく縮めながらやっている。
撮影することが好きなのだから仕方ないにしても、自分が抱く、自分に対する理想は、写真など撮らずに、その瞬間瞬間を貪欲に味わい尽くせ!というもの。
だが、写真を撮ってしまうサガ。すぐ従軍カメラマンになってしまう。
この一瞬だけではもったいない!記憶として薄れてしまっては手遅れだ!
それに後日、何度も楽しみたいからだろう。
ではあるが、写真を撮りながら周りの目を気にする自分もいて、「写真を撮っている自分」も「気にしている自分」もカッコ悪い。
家庭内でのケーキショットなどは、公開することは稀、というか公開するために撮っているのではないのだが、わたしの家族の皆さん、文句も言わずに撮影時間(15秒ぐらい?)は大人しく待ってくれる。
撮り貯めた写真の中からブログに記事に関係なく使用することもある。
話を元に戻す。
お金や時間の使い方は本当に人それぞれ。
無い袖は振れないが、生活に支障をきたさないのであれば、身体とこころが丈夫なうちに好きなことをするのが良いだろう。
わたしは、安い100円の回転寿司でも、目の前で寿司職人が握ってくれカウンターで食べる高級お寿司も、味は多少違うが、お寿司というカテゴリーは同じであると感じる。
食に貪欲な人はどんな労力やお金や時間を使ってでも、美味を追求する。
わたしは、美味しい、不味いの味の「違い」はわかる。
喉元過ぎれば同じだが。
どれぐらいの価値を置くか、である。
ではあるが、わかるということは、幸せである。
わからない人もいるし、一生、わかることはない人もいる。
その人の歩んできた人生、歩む人生による。
選択肢があるか、ないかであるが、喉元過ぎたらおんなじやん!なんて言っているわたしは、味わいも風情もない。
美味を味わい共に楽しもうとする人々を白けさせるかも知れない。
確かに良いものは良い。
味わい尽くすことに生きる悦びを感じるだろう。
その一方で、衣食住ではなく、命をかけた登山に人生の全てをかける人もいる。
命ほどではなくても、グランピングなど、半分自然を取り入れたキャンプも人気だ。
贅沢の感じ方が人や年代によって違う。
今ふと思うと、豪華ホテル贅沢三昧は、あんまりカッコよくないかも知れない。
時代遅れ感がある。
昔昔の大女優さんのように、すごい毛皮のコートをまとって、しゃなりしゃなりと歩くと、動物愛護団体から非難を受けるように、時代は移り変わる。
豪華、贅沢も時代と共に質が変わるように思う。
ごてごてコッテリよりも、心地よい透明感。
豪華な部屋でなくても、一粒のコーヒー豆を自分の手で栽培し焙煎し味わうのも、こだわり。
クラウドファウンディングで寄付して皆んなで企画立案、夢を具体化して立ち上げ作るのも良し。
ではあるものの、日常生活に忙殺されると、意識の高い目標より、手に取りやすい快適時間のほうが効き目があるように思う。
が、人それぞれ。
豪華ホテルステイのブログも、年に数回ならまだしも、毎月毎月これでもか、、、と、なかばムキになるかのようにインターネットにアップされると、ステイするのが楽しみなのか、アップするのが楽しみなのか、本末転倒のようにわたし個人としては思う。(決して非難でも否定でもありません)
そういう時期は誰にでもあることだろう。
自分を楽しませているのは、本当に贅沢なライフスタイルなのか、皆んなの目に触れる自分の生活なのか、、、
両方同時に楽しんでます、というのもアリだけれど。
日記を兼ねて、なんていうのもアリ。
読む人を不快にさせる、特定の他人に対する誹謗中傷やヘイトスピーチでなければなんでもアリだ。
皆んなの生活や考えを知ることによって、自分の刺激になり、自分が活性化されることなら、大いに好奇心を持ち触れると良いと思う。
ただし、わたしの場合は、あんまり行かない傾向にある。
今を楽しむのが精一杯で、人のことまで興味が追いつかない。
わたしは器が小さいのか、自然体エコ路線である。