『図書館戦争』
監督:佐藤信介
出演:岡田准一,榮倉奈々,田中圭,福士蒼汰,西田尚美,橋本じゅん,
鈴木一真,相島一之,嶋田久作,栗山千明,石坂浩二他
去年までは映画を安く観ることをあまり意識していなかったのですが、
衝動的に車を買ったり家の外壁を塗り替えたりで、すごく物入り。
手放せずにいる甲子園の年間予約席のこともあるし、
今年は1,800円で観てなるものかと頑張っています。
で、火曜日に本作を観るならば、109シネマズ、TOHOシネマズともに1,300円。
仕事帰り、家に近いほうで観たいところでしたが、
噂に聞くTOHOシネマズの「1ヶ月フリーパスポート」入手にチャレンジすべく、
TOHOシネマズ伊丹で観ることにしました。
6,000マイルなんて遥か遠く、貯まるわけがないと思っていましたが、
TOHOシネマズを意識して選んでいればサクサク貯まるものですね。
1988年、「メディア良化法」が制定される。
これは、公序良俗を乱し人権を侵害する表現を規制するための法律。
それに伴い、メディアへの監視権を持つメディア良化委員会が発足。
委員会に不適切とされた本等の創作物は、メディア良化隊が取り締まる。
取り締まりには武力までもが行使され、表現の自由は徹底的に弾圧されるように。
これに唯一対抗する存在が図書館。
図書館法に則る公共図書館は、「図書館の自由法」を制定。
武装した図書隊が本を守るという防衛制度を確立する。
以降、図書隊とメディア良化隊は長きにわたって激しく対立することになる。
時代は昭和から正化へ。2019(正化31)年を迎える。
笠原郁は、高校生のとき、書店でメディア良化隊の取り締まり現場に遭遇。
棚に並んだ本や客が買おうとしていた本が次々取り上げられるなか、
どうしても欲しかった本を良化隊員に渡してなるものかと懸命。
その場に倒れ込んだところを救ってくれたのが図書隊員だった。
それ以来、郁にとってはその男性図書隊員が王子様。
あんな人になりたい。その一心で図書隊への入隊を果たす。
郁の指導に当たるのは鬼教官の堂上篤。
実は彼こそがあの王子様なのだが、郁はそうだと気づいていない。
面接時からそうだとわかっていた堂上は、彼女の採用に反対するが、
男顔負けの身体能力を持つ郁を評価する図書特殊部隊隊長は、
彼女を女性初の図書特殊部隊に抜擢。
堂上のもと、ほかの仲間たちとともに郁は成長していく。
原作を読んでからかなり日が経っているので、
映画版とどこが異なっているのか細部はわかりません。
けれどもさすが原作ファンが望んだキャスト、ピッタリです。
ひらパー兄さんの岡田くん、相変わらずカッコいい。
終盤、一瞬のみ関西弁のイントネーションに聞こえたのは気のせい?
榮倉奈々ちゃんもこれまでの役の中でいちばん好き。
『のぼうの城』(2011)など、好きだけど下手かもと思っていましたが、
本作ではぬぼ~っとした話し方が普通っぽくて○。
田中圭くんも『相棒シリーズ X DAY』より、この岡田くんの相棒役のほうが好き。
「劇団☆新感線」の橋本じゅんは、顔だけでワラかしてくれます。
しょっぱなから想像以上に暴力的で驚きましたが、
自衛隊オタクの原作者ですもの、これぐらいはありか。
故・児玉清さんにこんなところでお会いできるとは思いもしませんでした。
本を読んでいると、たまに彼の解説のほうが本文よりおもしろいことも。
こんな形で本作に登場して、喜んでいらっしゃることでしょう。
本が焼かれるということは、言葉が、思想が焼かれるということ。
本を焼く国は、いずれ人も焼くことになる。
本は何が何でも紙で読みたい私。
紙の本がこの世からなくなることは想像できませんが、
今後も本が焼かれる国にはならないことを強く望みます。
監督:佐藤信介
出演:岡田准一,榮倉奈々,田中圭,福士蒼汰,西田尚美,橋本じゅん,
鈴木一真,相島一之,嶋田久作,栗山千明,石坂浩二他
去年までは映画を安く観ることをあまり意識していなかったのですが、
衝動的に車を買ったり家の外壁を塗り替えたりで、すごく物入り。
手放せずにいる甲子園の年間予約席のこともあるし、
今年は1,800円で観てなるものかと頑張っています。
で、火曜日に本作を観るならば、109シネマズ、TOHOシネマズともに1,300円。
仕事帰り、家に近いほうで観たいところでしたが、
噂に聞くTOHOシネマズの「1ヶ月フリーパスポート」入手にチャレンジすべく、
TOHOシネマズ伊丹で観ることにしました。
6,000マイルなんて遥か遠く、貯まるわけがないと思っていましたが、
TOHOシネマズを意識して選んでいればサクサク貯まるものですね。
1988年、「メディア良化法」が制定される。
これは、公序良俗を乱し人権を侵害する表現を規制するための法律。
それに伴い、メディアへの監視権を持つメディア良化委員会が発足。
委員会に不適切とされた本等の創作物は、メディア良化隊が取り締まる。
取り締まりには武力までもが行使され、表現の自由は徹底的に弾圧されるように。
これに唯一対抗する存在が図書館。
図書館法に則る公共図書館は、「図書館の自由法」を制定。
武装した図書隊が本を守るという防衛制度を確立する。
以降、図書隊とメディア良化隊は長きにわたって激しく対立することになる。
時代は昭和から正化へ。2019(正化31)年を迎える。
笠原郁は、高校生のとき、書店でメディア良化隊の取り締まり現場に遭遇。
棚に並んだ本や客が買おうとしていた本が次々取り上げられるなか、
どうしても欲しかった本を良化隊員に渡してなるものかと懸命。
その場に倒れ込んだところを救ってくれたのが図書隊員だった。
それ以来、郁にとってはその男性図書隊員が王子様。
あんな人になりたい。その一心で図書隊への入隊を果たす。
郁の指導に当たるのは鬼教官の堂上篤。
実は彼こそがあの王子様なのだが、郁はそうだと気づいていない。
面接時からそうだとわかっていた堂上は、彼女の採用に反対するが、
男顔負けの身体能力を持つ郁を評価する図書特殊部隊隊長は、
彼女を女性初の図書特殊部隊に抜擢。
堂上のもと、ほかの仲間たちとともに郁は成長していく。
原作を読んでからかなり日が経っているので、
映画版とどこが異なっているのか細部はわかりません。
けれどもさすが原作ファンが望んだキャスト、ピッタリです。
ひらパー兄さんの岡田くん、相変わらずカッコいい。
終盤、一瞬のみ関西弁のイントネーションに聞こえたのは気のせい?
榮倉奈々ちゃんもこれまでの役の中でいちばん好き。
『のぼうの城』(2011)など、好きだけど下手かもと思っていましたが、
本作ではぬぼ~っとした話し方が普通っぽくて○。
田中圭くんも『相棒シリーズ X DAY』より、この岡田くんの相棒役のほうが好き。
「劇団☆新感線」の橋本じゅんは、顔だけでワラかしてくれます。
しょっぱなから想像以上に暴力的で驚きましたが、
自衛隊オタクの原作者ですもの、これぐらいはありか。
故・児玉清さんにこんなところでお会いできるとは思いもしませんでした。
本を読んでいると、たまに彼の解説のほうが本文よりおもしろいことも。
こんな形で本作に登場して、喜んでいらっしゃることでしょう。
本が焼かれるということは、言葉が、思想が焼かれるということ。
本を焼く国は、いずれ人も焼くことになる。
本は何が何でも紙で読みたい私。
紙の本がこの世からなくなることは想像できませんが、
今後も本が焼かれる国にはならないことを強く望みます。