雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

たまにはクラシック音楽を ・ 心の花園 ( 13 )

2012-11-12 08:00:36 | 心の花園
        心の花園 ( 13 )

          たまにはクラシック音楽を


休日の朝、たまたまつけたラジオから、クラシック音楽が聞こえてくる。
確かよく耳にする曲だと思うのだけれど、クラシック音楽に詳しくない私には、曲の名前は思い出せない。
それでも、自然に背筋が伸びた感じになり、胸を張りたいよな気持になる。不思議なことだか、何かしら心を揺り動かされているような気持ちさえする。


広大な心の花園が山林に繋がっている辺りに、数本の「ヤマユリ」が見えるでしょう。
周囲の野草から一段高く顔を見せている花は、二十センチほどもある大きなもので、反り返った花の姿や、花の内側にある黄色の線や紅色の斑点は繊細で、神々しささえ感じさせる。この花が百合の王様と称えられるのも、むべなるかなと納得できます。

ヤマユリの花言葉は、「荘厳」。
この花の姿から連想されたものでしょうが、クラシック音楽に感動を与えられた休日の朝、せめて今日一日は、些細なことに拘らないで、堂々と振舞ってみるのはいかがでしょうか。
ちょうどヤマユリが、草木をなびかせる風を昂然と受け流しているように・・・。
コメント
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