雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

幼い日の想い出 ・ 心の花園 ( 15 )

2012-11-24 08:00:49 | 心の花園
        心の花園 ( 15 )

           幼い日の想い出


幼い日の想い出が、幾つかあります。
鮮明なものや、おぼろげで、本当にあったことなのかどうか確信の持てないものも少なくありません。
そんな中で、自分としてははっきりと記憶にあるのですが、考えて見ると、その出来事は幼い頃というよりもっと小さな頃のことで、記憶にある方がおかしいように思うのです。
ですから、最近は誰にも話さないのですが、時々想い出されて、少々切なく、その想い出に浸りきりたいような気になることさえあるのです・・・。


「シクラメン」の花が咲いています。
心の花園は、あなたが望めば、いつでもどんな花でも見せてくれますよ。
あなたの大切な想い出、きっと本当にあったことですよ。
大人の頭で考えれば不可能のようなことでも、幼児や、あるいは乳児にだって、いえいえお母さんの胎内で見聞きしたことでさえ、記憶に残っている可能性があるように思うのです。

シクラメンの花言葉は、「内気・はにかみ」そして「清純」です。
シクラメンには、こんな伝説も残されています。
『 ソロモン王が王冠に花のデザインを取り入れたいと考え、いろいろな花と交渉しましたが断られてしまいました。そんな時にシクラメンだけが了承してくれたので、ソロモン王は大喜びで感謝の気持ちを表しますと、シクラメンは嬉しさと恥ずかしさのあまり、それまで花は上を向いていたのに、うつむいてしまったのです 』

シクラメンの花やその花言葉は、一見弱々しく感じられますが、意外にシクラメンは寒さに強く、花言葉が示している性格は、人生の大切な要素なのです。
あなたの想い出、大切にして下さいよ。
コメント
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