マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

天秤に掛けた給付はどっち

2011年05月12日 09時04分23秒 | ぽつりと
3月末をもって長年勤めてきた施設を定年満了で終えた。

途中で指定管理者制度によって運営を移管された事業所に転換された期間も含めると通算で7年8カ月だった。

最初にお声をかけてくださった自治体の人事課長。

その人のおかげだと思っている。

お礼に定年満了の挨拶をしたのはいうまでもない。

その間にお世話になった担当者へも挨拶をしておいた。

「なんでやの」と言われてもそれが制度だからと返答せざるを得ない臨時職員の定年制だ。

事業所からは離職票が発行された。

移管後からの事業所では3年間。

自治体を入れれば7年8カ月。

その期間によっては失業給付の期間が異なる。

前者であれば5カ月間で後者を含めれば6カ月だ。

1カ月の差は大きい。

その離職票を持参してハローワークに失業給付の申請に行った。

ロビーには待ち人が多くいる。

月曜日でもあるからだろう。

1時間越えたときに呼び出された。

アンケートを見られた担当者から失業給付期間は180日だと伝えられた。

フルの期間が適用される。

嬉しいことだがそれを選択すれば年金支給が停止される。

すでに証書が送られて支給額は判明している。

で、失業給付額はいくらになるのかと尋ねてみれば、その年金額より少ない。

えっ、なんでとつっこむ。

離職票2に記載されている月々の賃金額から計算されていたのだ。

直勤した半年間の賃金額なら年金よりは多いはずだが・・・。

横におられた男性担当者が言った。

60歳から64歳まではその額から75%ほどに減額されるというのだ。

それは私の思っていたことより計算外のことだった。

直近の賃金額は人様々。

臨時職員だった賃金はとても低い。

9年前にサラリーマンを早期定年したときの失業給付額は伝えられた額よりも多く上限額だった。

2.5倍ほどであった。

少ないうえに減額される。

支給される年金よりも8178円少ない。

僅かな額だが差額は大きく生活するには支障がでる。

辛いのぉ。

その答えをもらってハローワークをあとにした。

失業給付は税金がかからないが年金はそれがかかる。

税金はいったいどれぐらいか。

それは社会保険事務所に問い合わせるしかない。

帰宅してから相談窓口に電話した。

65歳までであれば支給額が108万円以上には税金がかかるという。

ただ、扶養家族がある場合は控徐計算をしなくてはならない。

仮に10万円として、それに0.25%を掛けて65000円。扶養家族1人については372500円が控除され2カ月で21万ほど・・・よく判らん。

その結果は・・・。

年金は雑所得ですが貴方には税金はかかりませんと返ってきた。

失業給付の道を選ぶか年金の道か。

天秤をかけた結果ははっきりした。

ちなみに年金手続きしてから2カ月間勤めた。

その月数は事業所より送られてくる資格喪失が届いてから再計算され通知されるそうだ。

5円ぐらいの増額が見込まれるであろう年金生活に入った。

2月、3月分の年金振込通知書が11日に届いた。

正式な通知の第一報だ。

それによると2カ月で20万円ちょっと越える程度。

その通知には個人住民税は0円だが、所得税はある。

前職では所得税がなかった。

所得が少なかったのに年金にはなんで引かれるのだろうか。

それはともかく月額にすると失業給付よりも827円も安い。

だがだ、確定申告の際に扶養控除や生命保険、損外保険などの一般保険控除ができる。

医療に掛った費用も控除できる。

そうなれば引かれた所得税からいくらか控除で戻ってくるはずだ。

来年の申告はそうであってほしい。

(H23. 4. 4 SB932SH撮影)