マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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山添村大塩の正月の祝い膳

2013年03月18日 07時49分20秒 | 山添村へ
氏神さんの方角に向いて座る。

家族揃って頭の上にあげて「ちょうじゃどん ちょうじゃどん」と3回唱えるという山添村大塩の住民K氏。

正月祝いのモチは5枚。

キンコウジミカンも乗せる正月迎えの祝いの膳にはウラジロを敷いてコンブ、クリ、クシガキにトコロイモも。

「なか睦まじくにこにこ」の10個がクシガキの謂れ。

トコロイモは髭(根)がある。

一番長い髭があるのは当主の膳である。

祝いの膳にはお年玉のぽち袋が置かれた。

それは奥さんと子供の膳である。

膳にあるヒシモチは広げて焼くが雑煮には入れないそうだ。

ツキノモチは12個。

一年の月の数であるが閏の年は13個となる。

大晦日に準備した祝いの膳を拝見したK家。

トシトクジン(歳徳神)のモチは上に少し捻るという。

神さんのモチ、仏さんのモチ、エビスさんのモチも30日に搗いた。



エビスさんは5枚のコバンモチ、サンポウ(三方)さんのモチは三枚重ねだそうだ。

(H24.12.31 EOS40D撮影)