マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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城ケ丘の盆踊り

2013年11月20日 07時00分18秒 | 大和郡山市へ
かつて私が住む旭ケ丘自治会では盆踊りがあった。

息子たちが小学生のころだった。

青池と社会教育会館体育館の間の広場であった自治会住民が踊る盆踊り。

櫓を立てて踊りの輪が何重にもなったことを覚えている。

ここより1km南西に千日町がある。

旭ケ丘同様の新興住宅地である。

ここでもかつては町内の人たちで賑わった盆踊りがあった。

昭和45年に造成された住宅地に集約した住民が織りなす盆踊りは事情が起こって中断した。

一方、千日町造成以降に宅地化された新興住宅地は城ケ丘。

県立民俗博物館・大和民俗公園より東側にある住宅地である。

この日の夜は城ケ丘の盆踊り。

多くの住民が集まってくる。

公園内に立てられた櫓には笹竹を設えている。

盆踊りの日は城ケ丘の夏祭りでもある。

竹は祭りの柱なのだろうか。

自治会が運営する夏祭りには手作りの夜店もあって、輪投げに列ができるほど子供たちも多い。

普段の城ケ丘では子供の姿を見ることが少ない。

これほど多くの子供たちが居るとは思ってもみなかった。

この夜にお会いしたYさんが云うには、町を出ていった息子や娘さんが孫を連れてやってくるのだと話す。

新興住宅地が故郷である城ケ丘に戻って家族団らんで過ごす夏祭り。

浴衣姿で踊る夏祭りは数曲踊ってひと息つける。

町人バンドも唄声をあげる。

近年、見られなくなった新町の盆踊りは、代を重ねてこれからも続いていくことだろう。

(H25. 7.27 SB932SH撮影)