度々拝見している弘法井戸の井戸替え。
大和郡山市の天井町の行事である。
毎年、盆入りの7日に行われている。
最初のひと汲みはツルベでなくバケツの水汲みだった。
あとはいつものように効率よく電動ポンプで汲み出しをする。
溜まった泥も勢いよく汲みだす。
汚れをポンプで汲みとって、しばらくすれば満々と湛える弘法井戸。
井戸底から出現したのは弘法大師の石板仏である。
一年に一度のご開帳である。
かつては梯子を架けて井戸の中へ入って降りた。
奇麗に洗っていた石板仏であったが、「来年ぐらいは、せなあかんな」と話す村人たち。
頭上からではあるが、弘法大師さんを撮らせていただいた。
弘法大師の水は今尚湧きあがる村の用水。
汽車が走っていた時代には養殖した金魚を出荷していた。
そのときに使っていた水は井戸の水であった。
かつて天井村は30戸の集落であった。
いつしか10数戸になって、今では8戸の旧村。
「水が欲しいか、嫁が欲しいかどっちや」とお爺さんが云った言葉に返した答えは「水」だった。
それほど大切にしてきた水は農業、生活する上での重要なものであったという。
弘法井戸の横には地蔵尊・不動尊を祀っている。
今月の23日にはここで地蔵盆を行っていると話す。
天井町の行事に八幡宮の夏祭りの御湯も拝見したことがあるが、4月には薬師さんもあると云う。
薬師さんを祀っている場はここより東側にある佐保川の東土手。
水門の北側に薬師堂を建てている。
本来は8日であったが、当番の都合で日時は不定だが、当番の人が御供を供えに行くらしい。
遠くにわざわざ出かけるのも難しくなってきたという意見も出ている薬師さんの御供。
八幡宮の境内に遷す意向があるそうだ。
(H25. 8. 7 EOS40D撮影)
大和郡山市の天井町の行事である。
毎年、盆入りの7日に行われている。
最初のひと汲みはツルベでなくバケツの水汲みだった。
あとはいつものように効率よく電動ポンプで汲み出しをする。
溜まった泥も勢いよく汲みだす。
汚れをポンプで汲みとって、しばらくすれば満々と湛える弘法井戸。
井戸底から出現したのは弘法大師の石板仏である。
一年に一度のご開帳である。
かつては梯子を架けて井戸の中へ入って降りた。
奇麗に洗っていた石板仏であったが、「来年ぐらいは、せなあかんな」と話す村人たち。
頭上からではあるが、弘法大師さんを撮らせていただいた。
弘法大師の水は今尚湧きあがる村の用水。
汽車が走っていた時代には養殖した金魚を出荷していた。
そのときに使っていた水は井戸の水であった。
かつて天井村は30戸の集落であった。
いつしか10数戸になって、今では8戸の旧村。
「水が欲しいか、嫁が欲しいかどっちや」とお爺さんが云った言葉に返した答えは「水」だった。
それほど大切にしてきた水は農業、生活する上での重要なものであったという。
弘法井戸の横には地蔵尊・不動尊を祀っている。
今月の23日にはここで地蔵盆を行っていると話す。
天井町の行事に八幡宮の夏祭りの御湯も拝見したことがあるが、4月には薬師さんもあると云う。
薬師さんを祀っている場はここより東側にある佐保川の東土手。
水門の北側に薬師堂を建てている。
本来は8日であったが、当番の都合で日時は不定だが、当番の人が御供を供えに行くらしい。
遠くにわざわざ出かけるのも難しくなってきたという意見も出ている薬師さんの御供。
八幡宮の境内に遷す意向があるそうだ。
(H25. 8. 7 EOS40D撮影)