氏子総代らに聞いた桜井市三谷の行事の数々。
三谷のオンダ祭は3月7日に近い日曜日に行われているが、稀に宮司の都合で日が替わる場云もあるらしい。
この年の3月23日に拝見したオンダ祭の名残。
拝殿廊下に置かれてあった藁製の束の呼び名は「ハナカズラ」であった。
8本の矢もあった。
それは「鬼」と書いた的に向けて射った矢であった。
神官が射る弓はサクラの木のようだ。
最初に鬼の的へ目がけて矢を射る。
その後は四方へ4本。残りは氏子が射る。
ハナカズラは「サビラキ」と呼ぶ田植え初めの際に田んぼに立てた。
かつては苗代の際であったが、今は田植えで5月のGWを過ぎた日にしていた。
ウルシの木に結んだ「ゴーサン」も立てて、ナタネの花を添えたと云うが、現在はそのような農の風習をする家は見られなくなったそうだ。
その後の日々。7月頃、雨が降らないときには「アメゴモリ」をしていた。
七夕の行事もあったそうだが、今は見られない。
三谷では山の神祭の12月7日と年明けの2月7日にカンジョウナワをしていた。
12月の房はシキビの枝葉で、2月はシラカシの葉だった。
今では年に一回となったカンジョウナワは掛け直しと云って2月11日の春祭りにしていると話す。
マツリは10月。
60年前には太鼓台を担いできた小夫のマツリ。
三谷を通ってダケホウ(小夫嵩方)まで掛け巡ったそうだ。
ちなみに三谷に閏年の庚申さんがある。
地蔵院にある庚申さんに参る際にはカシの木の塔婆と菓子台をあげると云う閏年の庚申さん参りは「トアゲ」と呼んでいた。
(H25. 3.23 EOS40D撮影)
(H25. 7.28 記)
三谷のオンダ祭は3月7日に近い日曜日に行われているが、稀に宮司の都合で日が替わる場云もあるらしい。
この年の3月23日に拝見したオンダ祭の名残。
拝殿廊下に置かれてあった藁製の束の呼び名は「ハナカズラ」であった。
8本の矢もあった。
それは「鬼」と書いた的に向けて射った矢であった。
神官が射る弓はサクラの木のようだ。
最初に鬼の的へ目がけて矢を射る。
その後は四方へ4本。残りは氏子が射る。
ハナカズラは「サビラキ」と呼ぶ田植え初めの際に田んぼに立てた。
かつては苗代の際であったが、今は田植えで5月のGWを過ぎた日にしていた。
ウルシの木に結んだ「ゴーサン」も立てて、ナタネの花を添えたと云うが、現在はそのような農の風習をする家は見られなくなったそうだ。
その後の日々。7月頃、雨が降らないときには「アメゴモリ」をしていた。
七夕の行事もあったそうだが、今は見られない。
三谷では山の神祭の12月7日と年明けの2月7日にカンジョウナワをしていた。
12月の房はシキビの枝葉で、2月はシラカシの葉だった。
今では年に一回となったカンジョウナワは掛け直しと云って2月11日の春祭りにしていると話す。
マツリは10月。
60年前には太鼓台を担いできた小夫のマツリ。
三谷を通ってダケホウ(小夫嵩方)まで掛け巡ったそうだ。
ちなみに三谷に閏年の庚申さんがある。
地蔵院にある庚申さんに参る際にはカシの木の塔婆と菓子台をあげると云う閏年の庚申さん参りは「トアゲ」と呼んでいた。
(H25. 3.23 EOS40D撮影)
(H25. 7.28 記)