64鍛造スタッドボルトへの変更をご検討中のオーナー様
より幾つかのご相談。
バリエーションが沢山あって迷ってます・・・
確かに、1車種に5パターンは迷いますよね(汗
再度、スタッドボルトとコンバージョンの
各アイテムの用途について解説・・・
タイヤホイールの回転中心部分に位置する
非常に重要なフィッティングパーツ
私自身これ迄はクロモリ素材が耐久性及び信頼性で
最適と考えていました。
軽量化という意味ならアルミ合金やジュラルミン素材が
ありますが、一番の心配はヤング率の違いでした。
一定量(同じトルク)でのたわみ変形量です。
純チタンに比べて約20%程ヤング率をアップした
ASTM B348 Gr5 64鍛造チタン
は最強のスタッドボルト&ナットかもしれません。
強度・剛性の高さと何より最大のメリットは
ジュラルミン素材に近い軽さだと思います。
(因みに64鍛造チタンの引張強度はジュラルミンの3倍以上の強度)
最大メリットの軽さについて実測比較してみました。
。
左端しはアバルト純正スタッドボルト走行距離4万キロ
御覧のようにかなり赤錆状態でボルト頭部分一部変形。
左から2番目、フィアット500純正。
ボルトヘッド部分は純正にしては頑張った肉抜き仕様。
各ボルトの実測重量。
アバルト純正 70g
一般的なスチールボルトで約100g程ありますので
決して重い部類では無いと思いますが腐食性能が
心配かもしれません。
フィアット純正 59g
純正としてはかなり拘った肉抜き仕様で
軽い部類と思います。
インパクトレンチでの脱着でそれなりに摩耗あり。
BE-ONE 実測重量 36g
ワンピース構造にて最軽量です。
BE-ZERO 実測重量 42.5g
より正確な締め付けトルク管理に最適な
2ピース構造。
アバルト純正ボルト 70g
フィアット純正ボルト 59g
BE-ONE 36g(カタログ重量33g)
BE-ZERO 42.5g(カタログ重量38g)
最軽量のBE-ONEの場合アバルト純正との比較ですと
1本辺り34g(約49%軽量化)4輪で16本
544gの軽量化となります。
回転中心部分でのこの軽量化数値をどう解釈するかは
個人差があると思いますが、
RS209A&BやFALCONE
超軽量鍛造ホイールには必須のアイテムと
思います。
タイヤ脱着時の優位性を加味しますと
スタッドコンバージョン仕様をお勧め。
Clubsport 52g
ナットは通常のM12六角
Clubsport with Lock 47.5g
RACING 57.5g
オリジナルスペックのRACINGは
コンペティション仕様です。
より汎用性のある6角ボルト。
軽さと防犯目的なら with LOCK。
ピュアコンペティション仕様ならRACINGですね。
ロングナットにて作業性が良いのがメリットです。
なお、スタッドコンバージョンは基本的に
装着後に付けっぱなし放置は駄目ですよという意味で
競技専用品とさせて頂いてます。
パフォーマンス重視のパーツですが・・
私的にはその外観品質はオーナーセンスが
光るチューニングアイテムと思います。
mtakek9x1007@sik.ocn.ne.jp
Mobile 080-6689-9950
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます