ジャパンオープン2016が近いので、いろいろと情報がアップされています。
だから、ネタには事欠きません(笑)
タイトルにあるように、ジュニア・ジャパンのレスキュー技術委員のブログに順位決定について掲載されました。
レスキューラインは、3回の競技があり、1回目と2回目は同じコースで、どちらか良い成績と3回目の競技の合計で順位を決めるようです。まあ、ここのところ毎年同じですね。
まとめると
①1回目と2回目のコースが同じ
②1回目と2回目の競技の結果で良い方の成績
③3回目の競技の結果と②の合計で順位を決定
となると思います。
で・・・毎回書くことですが、なぜ、わざわざ、このようにするのか・・・理由が、よく判りません?
ジャパンオープン(日本大会)には4つのアリーナがあります。この4つのうち3つが競技用、1つが練習専用です。で、この競技用の3つのアリーナに全く同じコースを作成します。それがまず、面倒! (最近はタイルだから・・・それほど面倒ではないのかも・・・)
で、①ですが・・・その同じコースを使って2回の競技をやります。それで良い方の成績だけを採用します。これって、つまり、一回は失敗しても良いよ・・・ということになりますよね。
他の競技ならともかく、これはレスキュー競技です、一回でも失敗は許されません・・・じゃないの!?
例えば2つのチームがあります。
Aチーム:「僕らのロボットは3分の2の確率で満点(100点)が取れます。でも3分の1の確率で0点なんだ」
Bチーム:「僕らのロボットは満点は取れないけど、毎回確実に80点は取れるよ」
さて、この2チームのどちらが、レスキュー競技の勝者になるべきか・・・
3回の競技で、Aチームは100点、0点、100点でした。(予想通り、3分の2の確率で満点) 一方のBチームは80点、80点、80点でした。
このジャパンオープンの評価方法では、Aチームが200点で、Bチームは160点・・・Aチームの勝ちですね。
これで良いの!?
単純に3回の競技の合計得点が正しいのじゃないの!?
「点」だから、良く分からないけど「救助した人数」として表現したらどうでしょう。
Aチームのロボットは、「1回目の出動で100人を救助しました。しかし、2回目の出動では救助に失敗しました。3回目の出動で100人を救助しました。合計200人を救助しました。」
Bチームのロボットは、「1回目の出動で80人を救助しました。2回目の出動でも80人を救助しました。3回目の出動でも80人を救助しました。合計240人を救助しました。」
でも、1回目と2回目の出動のときには、どちらかで救助に失敗することは認められているんです・・・なの!?
上の例では、やっぱり240人を救助したほうが、レスキュー競技としては良い評価になるべきですよねぇ。(M&Y的には、3回競技をやるのなら、3回とも100人を助けらないとダメですが・・・)
で、せっかく、3つのアリーナがあるので、それぞれ別のコースにして、3回の競技で一周すれば良いでしょう・・・世界大会でもそのような競技運用をしています。
それを、何でわざわざ面倒な運営をするのか・・・不思議です。
それに比べて、レスキューメイズは単純明快です。
やっぱり3回の競技がありますが、毎回コースを変えます。
(アリーナが1つしかないので仕方が無いのもありますが・・・)
そして、3回の競技の合計得点で順位を評価します。
はい、これならスッキリ!