大阪では言葉に繰り返しが多い。たとえば、コテコテ チャッチャなどがある。また、バスがけーへん、けーへん、まだけーへんなどとも繰り返す。(ちなみに 神戸ではこんなぁ、京都ではきまへんなぁ かな。関西三都は違う)<o:p></o:p>
ニューハマヤはダブダブで有名だ。肉と玉子それぞれがダブルという意味だ。しかしこのダブダブも変遷がある。昔は平野町店にシングルがあり玉子なしであった。(現在はなくなりました)ダブルは肉の増量で玉子付き、トリプルはダブルの肉増しで、玉子の量は同じだった。ダブダブはダブルの玉子増量の派生であった。現在の注文は肉と玉子の量でそれぞれ、(玉子の普通は指定なし)、ダブルとトリプル分かれている。(組合わせ方は多少違う)<o:p></o:p>
更に、北浜店は、ダブダブもあるが、ハム付きや牛肉(1番)が基本のようである。横堀店でも大・中・小であったが、ダブダブが基本で現在は平野店と同じになった。<o:p></o:p>
ダブダブは語呂がいいのと、玉子増量で人気を集めたのだろう。北浜店にも近い三休橋の蕎麦の一山では大盛を「大」と呼び、さらに大盛を「大大」と呼ぶ。(年配のファンが多い、独自のお味の田舎蕎麦(生卵・大根おろし・山葵・葱・鰹節・海苔)が名物)この繰り返しはダブダブの感じに似ている。大盛用語の重ね方は証券マンの好みかもしれない。<o:p></o:p>
肉をダブル、トリプルと呼ぶのは、平野町のステーキのあだち、西梅田のしゃぶ亭がある。インデアン・カレーもルーダブルがある。バーでお酒の量を言うときにシングル・ダブルはよく使うが、食べ物にダブルと呼ぶのは大阪の特徴かもしれない。<o:p></o:p>
豚肉と玉子で味が濃く、大盛(ダブダブ)、ご飯は自分でよそう、早いというのは大阪の肉での食の歴史資産かも知れない。肉での次点としてステーキのラジャも歴史がある。<o:p></o:p>