都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

草喰なかひがしのお昼

2009-10-24 16:16:31 | 食べ歩き

銀閣寺の西、大銀の先にある。落ち着きのあるカウンターの店内でおくどさんがご飯用に2穴、焼き物に設えてある。カウンターは漆で落ち着いている。カハラを思いだす。御主人と女将さんを含め、板前 4人、仲居さん2人で席は13しかない。和みます。<o:p></o:p>

赤貧洗うが如くなのに、大文字の山から転がるつもりで5,250円のお昼。1230雨の中入店し、お味を楽しんで、和んで気がつくと1400。もてなしが快適で大したものだ。<o:p></o:p>

お茶は緑茶がはじめに。それから焙じ番茶をずいぶん頂いた。(味わう時はお酒を珍しく飲まないが、ぬる燗1本あったほうが刺身に良かったかな) <o:p></o:p>

お客様は真面目な食べ手が多い。予約なので、ご主人が名前で呼びかけそれぞれ「どこから?」と聞くのは面白い。観光客と御馴染みが半々。<o:p></o:p>

ご飯は評判どおり美味しい。水と米が良いのだろう 炊きたて(アルデンテとのこと)、白ご飯、おこげ(フランス:パリパリ) おこげの付け合せのイギリス塩と山椒米油が面白い。万願寺唐辛子の佃煮は普通だが、御新香 (塩昆布、沢庵、小蕪、柴漬、青菜)は秀逸でご飯を美味しくさせる酸味と塩が効いている。もっとご飯を(5杯位は)食べればよかった。目刺は硬いウルメが好きなのであまり感心しなかった。<o:p></o:p>

感心したのは八寸で秋の収穫祭というのだが目に綺麗で揚げ栗が楽しい。笹包み子持ち鮎の幽庵焼も大したお味だ。鯉のお刺身も生姜のソルベがついており、面白い。全体に出汁は昆布主体のようで、お醤油より塩を使っている。青菜の炊いたんは自宅で羅臼、鰹節、平野屋のお揚げのほうが厚みがあり美味しい。あくまでここは、素材の味を引き出す出汁で旨味ではない。爽やかな風と香りのようなお料理だ。水彩画のようなお味で、素材のお味に対面できて、調理にも新しい提案がある。<o:p></o:p>

もう一度、できれば冬に行ってみよう。四季を味合わないとなんとも判断がつかないのと、楽しさが味わえないと思うからだ。それと、あのご飯を、10杯は食べたい。(さもしい根性です)あの御新香ならそれぞれに楽しめる。出来ればお茶漬けも出来ないかな。上に、おこげを載せて、塩を振ると美味しそう。<o:p></o:p>

もうすぐ東山の紅葉。

コメント
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