今ひとつな内容だ。著者は「居酒屋ほろ酔い考現学」などで、街歩きと居酒屋探検で名を馳せるが、都市計画、都市経済、公共経済などは専門ではないようだ。<o:p></o:p>
街がかわるのは、用途変更や再開発で「ジェントリフィケーション」(英語の内容が分り易い http://en.wikipedia.org/wiki/Gentrification )の問題を採り上げているが、論旨が不明だ。その割りに、マクロなグローバル都市論のサッセン、都市論のカステルなどが出てくる。なんのことか分からない。<o:p></o:p>
都市間競争のためには、マクロな競争力が必要だ。但し、都市の内部更新についてはマイクロなコミュニティの転換が必要だと話を分けるのならまだ分かる。<o:p></o:p>
ジェントリフィケーションなどは30年前、ボストンでBRAなどが着目し、MITによるコミュニティ・レビュー・コミッションやファシリテーター機能が事例としてある。さらに、オフィス開発とコミュニティ保全のための資金負担としてのリンケージは有名だ。<o:p></o:p>
後半は街歩きと居酒屋探検で地図の表示分かりにくく、首をひねる内容だ。<o:p></o:p>
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今頃なんだと思った。よくこの内容で出版になったものだ。<o:p></o:p>
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