コミュニティバスや橋下「市長」のもとで活動をしているとのこと。90分のプレゼンテーションだが、パワーポイントもない、しゃべりだけだった。笑いはあったが、渡されたレジュメは下記のとおりで脈絡がよく分からなかった。<o:p></o:p>
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1.都市人のめざすものは何か、都市とはなにか<o:p></o:p>
2.夜這いと近代売春<o:p></o:p>
3.自治は防災(減災)から始まる<o:p></o:p>
4.旅と暮らし<o:p></o:p>
5.民俗学と土木計画学の出会い<o:p></o:p>
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私事だが今和次郎の考現学は有形学の吉阪隆正によく習ったものだ。(理系も文系の境界はなかった時代だ)話題にされた「頭の固い理系」があるが、経営学と都市計画を学んでいるがそんな違いはない。柔軟な研究は理系や文系の区別でなく興味と観点によるだろう。<o:p></o:p>
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論理の説明の不足やフローが明らかではなかった。Public、Privateの間にCommonがあるなら、その規範や機能を述べるのが良いのではないだろうか。たとえばコミュニタリアンのサンデルの論理に対比して日本型の「あいさつ」近隣関係や社会構造の特色という切口があれば面白かったのでは。<o:p></o:p>
90分しゃべり続けるという話芸で、橋下市制の内部情勢も分かって面白かったが都市の経営方式、コミュニティの規範など日本独自のありかた構築の必要性を感じた。あくまで、データや分析から方策を考えるのが「研究」であり「手法」の展開に繋がる。今回のプレゼンテーションは実務的で個別性が多い割に、分析が少ないと感じた。<o:p></o:p>
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都市経営はよしとして、コミュニティ、幸福度の尺度を考えたいが、論証が必要でなかなか論文化は難しい<o:p></o:p>
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